緒方洪庵がつくったと思われる医学用語
Medical Tribune 2009.10.22
公開シンポジウム『今、医療の最前線では?』 より
・喀血、灌腸、牛痘、胸腺、股関節、甲状腺、
・交感神経、抗抵力(抵抗力)、後天病、痔瘻、
・斜視、手淫、熟眠、初乳、猩紅熱、新生異物、
・先天病、體格、丹毒、贍石(たんせき)、痴呆、
・蓄膿症、天然痘、痘痂、尿意、破傷風、發赤、
・病理、病床、病魔、不妊、不随意、不全、婦人病、
・辨膜(べんまく)、保養、母乳、哺乳、麻酔、慢病、
・未發、脈不斉、無生物、夢精、癒着、有機、
・預防、僂(る)麻質(レウマチ)
・洪庵以前の日本の代表的な内科書,薬物書である宇田川榛斎『増補重訂西説内科撰要』(1822)
・宇田川榛斎,榕庵『遠西医方名物考』(1825),
・宇田川榛斎,榕庵『遠西医方名物考補遺』(1834),
・宇田川榛斎,榕庵『新訂増補和蘭薬鏡』(1835)
の用語索引を作成し,洪庵の『病学通論』,『扶氏経験遺訓』のそれと比較して後者に初出の代奉的な医学用語をまとめた。
これらを真に洪庵の造語とするにはさらに検討が必要だが,そのかなりの語が洪庵の新造語と考えられる


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