疲弊する地域医療O 自治体病院
2009.10.28日経新聞朝刊
・都道府県と市町村が開設する病院を自治体病院と言う
病院全体の比率では2007年度で約10%
・病床数300床以上(基幹病院)では約30%
3分の1は過疎地域にある
・患者数の減少の原因
 ・重症化に十分対応出来ない体制、私的病院(医療法人、公益法人が運営に比し看護師数の増加率が低い
 ・診療報酬の改定で医療費が抑制された
 ・交付金、補助金が減った
 ・2007年より公営企業である自治体病院を連結決算対象→累積債務が決算に合算→財政再建団体に陥る可能性
・自治体病院はそれほど減っていない
 ・2003年と2007年比較、病院数、病床数とも5%減
 ・6病院が閉鎖
 ・22病院が規模縮小(診療所へ転換)
 ・69病院が統合
 ・25病院が民間への譲渡など
・医療機関として存続できなかったのは2%
・日本の医療全体が崩壊したとうのは言い過ぎ
私的病院の倒産も増加していない
 ・2007年18件、2008年7件(帝国データバンク)
 ・診療報酬のマイナス改定で収益は悪化したが倒産までには至っていない

2007年 03年度比
増減率
病院数957−4.6
病床数227529−4.6
1日平均外来患者数420413−17.8
1日平均入院患者数173259−11.7
医師数23070−6.0
看護師数121760+0.5

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