PPIは骨折リスクを増すか?
ステロイド、メトトレキザート、ヘパリン製剤、ワルファリン、抗てんかん薬、リチウム製剤、性腺刺激ホルモン作動薬(子宮筋腫・子宮内膜症、前立腺肥大治療薬)、タモキシフェン(乳ガン治療薬)、アロマターゼ阻害薬(乳ガン治療薬)等が骨折リスクを増すと報告
・PPIの長期投与で大腿骨近位部骨折が増加する(Yang Y-X et al:JAMA296:2947(2006))
・理論的にPPIは腸間内PHを上昇させてCa吸収を阻害し、骨吸収を促進し骨粗鬆症を増加させる可能性
・破骨細胞のプロトンポンプを阻害し、骨吸収を抑制する可能性
・結論としてPPIが骨折リスクを増すかどうかよく分からない


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