成人の季節性インフルエンザワクチン、鼻内噴霧より注射
Medical Tribune 2009.11.12 |
・New England journal of Medicine 2009:361:1260-1267 ・注射用は不活化ワクチン、鼻内噴霧は弱毒化生ワクチン ・季節性A型H3N2ウイルスでの結果で分かった ・2007〜08年のインフルエンザ疾患の予防効果で鼻内噴霧より注射の方が有効性で50%以上上回る ・6才未満では鼻内噴霧の方(生ワク)が有効 ・防禦免疫反応の誘導には鼻内噴霧されたウイルスが鼻道へ感染しなければならない。 ・小児ではインフルエンザウイルスに暴露されたことがない→抗体がない→容易に鼻道に感染する ・成人ではすでにインフルエンザに感染→抗体が存在→感染しにくい ・しかし新型インフルエンザ(H1N1)では成人でも鼻内噴霧は有効であることが考えられる。 |