多剤耐性緑膿菌に対してcolistinにRFP併用で高い効果 Medical Tribune 2010.01.21 |
・多剤耐性緑膿菌(MDRP)は多剤耐性グラム陰性桿菌のひとつ ・シプロキサシン(CPFX)とイミペネム(IPM)耐性緑膿菌が問題 ・ポリミキシン系抗生剤Colistin(ポリミキシンE)はグラム陰性桿菌の細胞膜と結合して殺菌作用 ・ポリミキシンは1950年発見された古い薬剤で腎毒性、神経毒性が問題となり薬価収載されていない ・そのほかMDRPに効果があるのはアズトレオナム(AZT)、アミカシン(AMK)、アルベカシンの併用 ・もっとも効果のあったのがRFPとの併用 ・colistinは未解明の部分が多いので適切な投与量を検証する必要あり ・colistinが細胞膜に結合することで別の薬剤の活性を高める ・RFP以外の薬剤についても検討が必要 |