咳を誘発する肺内受容体を発見
Medical tribune2010.02.11
・刺激物質が咳を惹起する機序が明らかになった
・咳を惹起する肺内の受容体タンパク質を発見
・慢性咳嗽に対するOTC鎮咳薬は無効との結論
・マウスで刺激物質が感覚神経のTRPAI(trannsient receptor potential cation channnel subfamily A. member 1)受容体を活性化
・たばこの煙の主成分アクロレイン、ケイヒアルデヒドなどが刺激物質の主成分
・TRPAI受容体の活性化が咳を惹起するかどうか?
・モルモットではアクロレインは咳を誘発し、濃度依存性、TRPAI受容体を遮断すると咳反応が有意に遮断される
・刺激物質が肺内の感覚神経終末のTRPAI受容体タンパク質を刺激すると感覚神経が活性化し咳反射を惹起する
TRPAI受容体をブロックすれば鎮咳の可能性あり
・American J. of Resp. and Critical care Medicine 2009:180:1042-1047

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