重度認知症患者への栄養チューブ挿入
大規模病院や民間病院で多い
Medical Tribune 2010.04.08
・重度認知症患者に対して栄養チューブ挿入が利益になるかどうか疑問(ブラウン大学Joan M.Teno教授)
・米国では2050年には1600万人の認知症患者を予想
・文献的(広く引用される2件)には重度認知症患者への栄養チューブ挿入は生存率の改善、誤嚥性肺炎の予防、褥瘡の治癒および予防、他の臨床アウトカムの改善には無効と結論
・重度認知症のナーシングホーム入居者の3分の1以上が栄養チューブを挿入されている
・研究期間中ナーシングホーム入居者16万3022人(平均年齢84.0才、女性67%、アフリカ系米国人12.5%)で28万769件の入院
・入院100件あたりの栄養チューブ挿入数は2000年7.9回、2007年6.2回
・栄養チューブ挿入率は公立病院比べ民間病院で多く、100件あたり絶対数で3.0の差
・重度認知症機能障害患者への栄養チューブ挿入状況は既存のエビデンスと乖離している
・リスクと利益に関するエビデンスを検討し、どのようにして患者の希望を反映させるのかさらに検討が必要
私見)食事が出来ない人をそのままにしておくのが米国流なのか?
訳がまずいのか日本語訳がよく分からない

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