アミロイドβ沈着を減少させる新薬
Medical Tribune 201.04.29
・Lancet Neurology 2010;9:363-372、フィンランド トゥルク大学神経科Juha O. Rinne教授発表
・老人斑の検出に11C−PiBはアミロイド蛋白に結合する性質を利用したPETスキャンが有用
・AD患者を対象にバピネオズマブBapineuzumabを13週ごと計6回静注し、20週、45週、78週にPETスキャン施行
・78週後に投与群ではプラセボ群より沈着量が約25%減少
・プラセボ群では11C−PiB沈着量が時間とともに増加
・bapineneuzumabは認容性が高く、副作用が軽度から中等度、2.0mg/kg投与群2例で一過性の脳浮腫
・PETでADを発症していないがリスクのある人に本剤を投与して沈着を減少させてADのアミロイドβ仮説を検証する必要
参考)アイルランドのエラン社と米国のワイス社の共同開発

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