ガンの過剰診断
『ミミズクの小窓』より 府医ニュース 2010.06.02
・Over Diagnosis in Cancer J. Natl Cancer inst 102:605,2010
 ・スクリーニングで発見されるガンでは死亡に至らないことが多い
 ・ガンスクリーニングの方法を再検討すべき
 ・過剰診断の頻度
  乳がん(マンマグラフィ)25%
  前立腺ガン(PSA)、肺ガン(胸部XP+喀痰検査)50%
 ・過去30年で新たな診断例が増加しているが死亡例は不変、過剰診断がされている疑い
  特に甲状腺ガン、前立腺ガン、腎ガン、メラノーマ
・この論文が正しいなら
 ・ガン検診では小さなガンを発見するだけでなくその腫瘍クローンで増殖相にある、または増殖期に入る可能性が高い腫瘍幹細胞を発見することが必要ということになる。
ガン対象の検診がそのガンの死亡率の改善につながっているのか?
・この証明は容易ではない
IDLE(Indolent Lesions of Epitherial origin)Tumor=『がんもどき』


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