アメリカ人がトイレに流すモノ 日経メディカルブログ:緒方さやかの「米国NPの診察日記」より 日経メディカルオンライン 2010. 5. 25 |
・「アメリカでは、死んだ金魚をトイレに流すんだって」 ・寮ではディスポーザーを備え台所はまれで、寮では食べ残しなどを、トイレに流す人が多い ・「糞尿を通せるパイプなら残飯も通せるだろうし、ゴミ箱が臭わなくて済む」という論理 ・友人たちに「ペットの金魚を、死んだ後に、トイレに流したことある?」と聞いた。 ・多くの友人が「あるよ」と回答 ・生きた金魚を 飽きたからトイレに流したという人も ・ある友人は、死んだ亀をトイレに流し、トイレを詰まらせた ・「余った薬はトイレに流すよう指導して」 ・「子供が拾って飲むのを防ぐため、不使用の薬はトイレに流すように患者に指導しなさい」と教わった。 ・多くの患者は、飲み残しの薬をトイレに流しているようだ ・モルヒネ系の薬の一部は、悪用防止のため、トイレに流すようパッケージに明記してあることも。 ・病院や介護施設では、不要の薬や期限の過ぎたサンプル薬などは、看護師がトイレに流していた。 ・医療施設では他の廃棄方法は許されていないと言う。 ・下水処理施設は薬剤の濾過まで出来ないはず。 ・2009年2月の米国Associate Pressの報告 ・毎年約1億1000kgの薬剤が病院や介護施設が下水に流している。 ・人間が服用した薬が尿を通して下水に流れている。 ・ホルモン系の薬剤が野生の魚や蛙などへ及ぼす影響? ・人体への影響? ・地域自治体などによって、不要な薬を1カ所に集めて正しく処理しようとする動き ・2009年10月アメリカ政府のOffice of National Drug Control Policyが、悪用の恐れの高いモルヒネ系などの薬を除き、「不要な薬をトイレに流さない」というrecommendationを出した。 ・「薬は猫トイレの砂か、使用済みのコーヒーなどに混ぜて、ふたの閉まるプラスチック容器に入れて捨てましょう」という呼びかけ ・どれだけの人々が応じるかは疑問 |