グレープフルーツジュースと薬物代謝
●グレープフルーツジュースを飲んだ後、シクロスポリン(免疫抑制剤)を服用すると1.5倍くらい血液内の濃度が上昇するそうです。そのため濃度が上がりすぎて副作用が出やすくなります。

●原因はグレープフルーツの苦みの元になっているナリンジン、クエルセチン、ケンフェロール(フラボノイド類)という物質で、これが小腸のP450という酵素を阻害するため、シクロスポリンが代謝されず血液中の濃度が上昇する。

●ケンフェロールはオレンジジュースには含まれていない。

●P450は多くの薬物を代謝しており、主に肝臓に存在します。

●とにかく薬を服用の前後にはグレープフルーツジュースを飲まないことです。

●逆手にとってこれで薬剤使用量を減らそうと考えている研究者もいるそうです。

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