今年のインフルエンザ
●あきれた報道姿勢
 あれほどインフルエンザワクチンが効かない、危険といって中止させた予防ワクチン。
今年はなぜ使わないのかと、使わないのを諸悪の根元といった報道。無節操としか思 えない。
●話を元に戻して
 鳥のインフルエンザウイルスが豚に入り、そこに人間のウイルスが進入し両者が入り交じったウイルスが誕生する。みかけは鳥のウイルス、中身は鳥と人間のが入り交じったものとなる。
 これは人間にも感染する。(鳥のインフルエンザウイルスは本来人間には感染しないはず) そして病原性は強力なものになる。
 鳥がかぜをひくのか?−−昔ジュウシマツを飼っていたとき、鳥がかぜをひいて鼻水を 出しているのを見た記憶があるが・・・→どうやら鳥の糞にウイルスがいるらしい
●スペインカゼ
 世界で何千万という人が死亡したインフルエンザの大流行(この状況とよく似た小説があったはず→小松左京が書いていて映画化されたはず。)。
小生のばあさんもこのかぜで死んだと聞いている。
 以前読んだ『インフルエンザの話』(岩波新書)によると助かったのは遠洋航海中の船員と刑務所の服役者だったいう記述があった。
●ワクチン開発
 インフルエンザの表面突起に対するワクチンは、この部分がすぐに変化するため効かなくなる。しかし、この茎の部分はほとんど変化しないのでこの部分を対象としたワクチンを開発しているとのことである。
●アマンタジン(A型のみ効果、B型には効かない)
アマンタジンが注目を浴びだしたのには驚いた。この薬(商品名シンメトレル)は当初抗ウイルス剤として開発されたが副作用かあるいは効果があまりないかで、むしろパーキンソン病の治療剤として使われてきた。
風邪薬で使っていたらパーキンソン病の人の症状がよくなったと記憶している。
 ほんとうに効果があるのか、USAの報告を信じるより仕方がないが。
この薬かなりかなり使われているはずだから、その人達にインフルエンザの発症が少なかったの調べてみたらどうなのか?

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