シンガポール最新事情 続編  1999年5月-6月

目次

1. 観光客 街の雰囲気
2.
少し変ってきたショッピング事情
3. 増えてきた日本食店・ファーストフード・コーヒーショップ


  1. 観光客 と 街の雰囲気

    元々観光客といえばアジアからの訪問が圧倒的に多く、展示会シーズン以外はオーチャードロードを歩いていても欧米人を見かけないのであるが、最近は日本人もあまり目立たくなり、国情勢が安定したインドネシア、中国、台湾からの観光客が増加しているようで、たしかに結構多くの人をみかけた。

    また、欧米人は訪れる好みの場所が決まっているようでショッピングなら英国系ロビンソン、ホテルならカールトン、ヒルトン等欧米系のホテルへ好んで滞在されているようである。

    日本人、特に女性2、3人連れだと伊勢丹、高島屋SC、そごう、DFSミレニアなど何処のショッピングエリアへ出かけても見かける。やはり見本女性はショッピング好きということでしょうか。
    宿泊するホテルはというとMRTシティホール駅直結のWestinStamfordとWestinPlazaホテルやMRT路線からは少し離れるが日系ANA、JALホテルが多い様で、このあたりでは関空や成田と変わらないぐらい。
    逆に地下鉄MRT内やバス、現地の人が多い屋外ホーカーズではあまり見かけない。観光目的ならやすいローカルフードを食べに行く必要がないのは当然かも。また、そういったツアールートが組まれていないのも原因かも。

  2. 少し変わってきたショッピング事情

特にブランド衣料(靴、半袖ポロ、ビジネスシャツ、Tシャツなど)は昨年秋以来アジアの経済低迷により輸入に頼っているシンガポールでは価格が2割以上高くなってきているようである。さらに対日本円レートでも98年には1ドル=85円前後であったのが現在75〜78円と円高なのでそれに伴い、観光客の買うブランド・スポーツ(NIKE,adidas)衣料、雑貨は値上がりしているようだ。

一方、日本では郊外型アウトレットショップが増えてきてそこで買う価格とシンガポールで販売されている価格はほとんど変わらなくなってきている。地元シンガポール在住の日本人も衣料の買い物はマレーシアへ出かける方が安いと言われている。つまり、気に入ったデザインの品物のみを買う様に心がけて買い物するのが正解の様です。

ただし、年に二回のバーゲンシーズンには地元の人でごった返す程デパート売場は混雑します。
買い物&観光なら5月最終週から6月第3週の1ヶ月と12月に訪れるのが正解でしょう。

  3.増えてきた日本食店・ファーストフード・コーヒーショップ

今回、オーチャードロード界隈を歩いてみて感じたのはファーストフードショップが増えてきたことである。手軽に安い晩食をとるシンガポール人の嗜好にあっているのかもしれない。

日本でも見かけるハンバーガーショップMacDonald、BurgerKingの店が依然より増えてきている。
また、高島屋B2階では以前から吉野屋の牛丼がミートボールとして市民権を得ている。反対側にはれんが亭(日本食)もあるので、辛い現地食が胃にきつい方にはこちらを試してみるのもお勧め。

他にはホテルの高級日本食は別格としてもザ・プロムナード地下の「くらま」も気付けのくずれた?着物を着ている現地の人が仲居さんとして働いているのでおもしろい。簡易な個室(4人部屋?)もあります。

コーヒーショップはSTAR BUCKSともう一つのチェーン店(名前が出てこない!)が多く見られる。美味しいサンドイッチやソーセージを挟んだフランスパンも売っている。
屋外テーブル席では喫煙できるのでたばこを吸いたい人へ特にお勧め。最近はアイスコーヒーもはやっているので日本人の嗜好に合っている。当然欧米人にも人気だ。



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