キャラクター名鑑
ララァ・スンを追加

キャラクター名 登場作品

説明

アムロ・レイ
機動戦士ガンダム
機動戦士Ζガンダム
逆襲のシャア
U. C. 0079
 ごく普通の、メカマニアな高校生だったアムロ。シャアの部下、デニムとジーンにサイド7を襲撃された際、連邦最新鋭のモビルスーツ、ガンダムに搭乗する。歴戦の勇、シャア・アズナブルに追撃を受けるも、何とか撃退に成功していくが、これはシャアが当時、ザビ家打倒を企てており、そのために「木馬」を利用しようとしていたためと私は考える。つまり、シャアはある程度手加減をしていたのではないかと……。それでも、初戦では自分の地位の確保(ザビ家に近づくための)に利用しようとしたはずで、これを切り抜けたアムロのセンスはものすごいものがある。
 アムロの戦士としての覚醒は、間違いなくランバ・ラルによってもたらされたものと思ってよい。どこか手を抜いていた感のあるシャアに対し、ラルは明らかに本気であった。これはアムロに限ったことではなく、ホワイトベースのクルー全員に言えることであろう。
 その後、オデッサ作戦(黒い三連星を撃破)、ジャブローを経て宇宙に上がった連邦軍第13独立艦隊(ホワイトベース)。アムロはサイド6でララァ・スンと出会う。2人はニュータイプ同士として共感するが、それを良しとしないシャアが割って入る→ララァはシャアをかばって戦死……。このララァの思念は地球圏にとどまり、カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタ等を時折手助けしていた。
 一年戦争終結後、彼は連邦政府より危険分子として幽閉に近い生活を強いられる。パイロット養成の教官が任務であったようだが。

U. C. 0087
 エゥーゴがジャブロー攻略に失敗し、カラバと合流、北米あたりに進行した際に、フラウ・コバヤシ(ハヤトと結婚したのだ、フラウ・ボウは)とその養子、カツ、レツ、キッカがアムロの元を訪れる。この時点で、既にハヤトはカラバを立ち上げ、ティターンズへの反抗の戦いを繰り広げていた。連邦政府に幽閉同然の生活をするアムロを見かねての訪問であると考えて間違いない。始めは戦いに戻ることを拒否したアムロだったが、カツをつれて輸送機に乗り、カラバへの合流を試みる。
 アムロがカラバと合流したのは、ガンダムMk-2、百式がアッシマーと戦闘していた、その真っ只中であった。エゥーゴ/カラバへの援護のため、輸送機をアッシマーに突っ込ませるアムロ!! 何の偶然か、戦場に戻ったその先には、かつての宿敵 シャアが待っていたのだった。
 グリプス戦役においては、シャアとアムロの関係は正直言って「親友」以外の何物でもない、と私は思っている。アムロがシャアと共に宇宙に上がり、共に戦うところを見てみたかったが、カラバの戦力から考えて、それは許されることではなかったようだ。(キャラ的に、シャア、アムロ2人ともいるとカミーユが食われる、ってこともあったようだが……。)

※第2次ネオ・ジオン戦争当時のアムロについては、今後の更新を待たれたい。

エマ・シーン 機動戦士Ζガンダム  グリプス戦役時のエゥーゴのパイロット。当初はティターンズに所属していたが、カミーユの母を人質に取り死なせたバスク・オムのやり方に疑問を持ち、捕虜になっていたカミーユ(とカミーユの父)と共にエゥーゴへ。U. C. 0084頃、彼女はアムロ・レイに会っていると言うが、そう確信できるのもニュータイプだからか?作品上、何度となく「ニュータイプ的な」描かれ方をしているのだが、エマ・シーンがニュータイプという発言は一度もされたことが無い。
 エゥーゴ・ティターンズ・ネオジオンの三つ巴の戦いの際、彼女はティターンズに、というよりもシロッコに寝返ったレコア・ロンドと戦闘、辛くも勝利するがパラス・アテネの爆発に巻き込まれて重症。カミーユにより救い出され、大破した戦艦の中で看病を受けるが時既に遅く、手の施しようの無い状態であった。彼女の遺体はコロニーレーザーにより宇宙に葬られた。
オスカー 機動戦士ガンダム  ホワイトベースのオペレーターその@。名前はよく聞くがあんまし存在感が無い奴。
 ただ、「赤い彗星」のザクが急接近してくるのをいち早く確認するなど、オペレーターとしての能力はまずまずか?
ガイア 機動戦士ガンダム  ルウム戦役で連邦のレビル将軍を捕虜にするなどの軍功により敵味方を問わず恐れられていた黒い三連星の隊長連邦のオデッサ作戦への支援として、キシリアがマ・クベへ遣わす。
 ホワイトベース隊との戦いで搭乗していた「ドム」は、ドズルがランバ・ラル隊に送ったものであったが、マ・クベが独断で接収したもの。キシリアの指示との噂もある。
クワトロ・バジーナ 機動戦士Zガンダム  シャア・アズナブルの項を参照。
シーブック・アノー 機動戦士ガンダムF91  フロンティア総合学園機械科に通う高校生。クロスボーン・バンガードが決起し、自らの住むコロニーを襲撃した際に新型モビルスーツ「F91」に乗り込む。モビルスーツへの適応性は各作品の主人公中トップレベル(私見であるが)。同じ学園の普通科に通う、実はクロスボーン・バンガードを束ねるロナ家の長女であったセシリーと共に黒幕「鉄仮面」を倒す。→この後の展開は「機動戦士クロスボーン・ガンダム」に描かれてるらしいが……私は感知していない。
 この「F91」というモビルスーツ、実はシーブックの母親が作ったものだったのだが、富野監督、こういう設定がお気に入りなのか?アムロ、カミーユ共に、自分のガンダムは親が作ってたもんな(あ、RX−78とmark 2のことね)。因みに、私が最も好きなガンダムはF91だったりする。あの分身するあたりなんか、とてもリアルロボットものとは思えん。
シャア・アズナブル 機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
逆襲のシャア
 スペースノイドの独立主権を初めて提唱した、ジオン・ズム・ダイクンの遺児。本名:キャスバル・レム・ダイクン。通称「赤い彗星」。
 父を謀殺したとされるデギン・ソド・ザビ、ひいてはザビ家そのものを恨み、復讐の為ジオン公国に潜入、士官学校に入る。ザビ家末弟のガルマとは同期で、友情を育んでいたようだが、それがザビ家に近づくためであったのかどうかは不明。ただ、ガルマの顔を立て、常にNo. 2でいようとしていたのは事実のようだ。

 U. C. 0079
 ルウム戦役で5隻の戦艦を沈める等、パイロット能力はジオンのエースパイロットの中でも群を抜いている。この功績により少佐に昇進。 ゲリラ掃討作戦直後、連邦の「V作戦」を察知、サイド7へ乗り込む。そのままホワイトベース隊を追撃しガルマ・ザビ謀殺に利用した。「ガルマを守りきれなかった」との理由で、直属の上官ドズル・ザビに左遷されるが、直後キシリア・ザビに拾われる。大佐に昇進。潜水艦部隊「マッドアングラー隊」を指揮しホワイトベースをジャブローまで追撃、キャリフォルニアベースと連携してジャブローを急襲するも失敗。ホワイトベースを追って再び宇宙へ。キシリアよりニュータイプ部隊を任され、ララァ・スンを率いてガンダムに戦いを挑むも、またも失敗。ア・バオア・クー防衛戦においてはジオングに搭乗するもガンダムに撃墜される。しかし、キシリア暗殺に成功、ニュータイプがニュータイプとして生まれ出ることが出来る世界を夢見て、アステロイドベルトまで後退

 U. C. 0084
 連邦の内偵の為、地球圏に戻り、クワトロ・バジーナを名乗る。(後にエゥーゴに参加、実質的な指導者となる。)

 U. C. 0087〜89
 ダカールの連邦議会を占拠。(ティターンズを弾劾した演説はあまりにも有名。)かつてのライバル、アムロ・レイと共に戦い、ティターンズを退けるも、腐敗した連邦を目の当たりにした彼はグリプス戦役終了後姿を消す。

 U. C. 0092〜93
 密閉型と開放型を無理やりつないだコロニー「スウィートウォーター」を拠点として、ネオ・ジオンを再興。ジオン・ダイクンの遺志を継ぎ、ニュータイプがニュータイプとして生きられる世を作るため、というのが彼の弁。腐敗した連邦の高級官僚、及び地球に住み続ける人々を一掃するため、アステロイド衛星の「フィフス・ルナ」を連邦本部ラサに落とす。 さらにアクシズを地球に落とそうとしたが、アムロ・レイに阻まれる。シャア・アムロとも行方不明に。

 俗に、シャアを指して「ニュータイプの成り損ない」と論ずる者もいる。しかし、彼ほど真剣に、人類全体がニュータイプになれる世を目指して奔放した人物は皆無であることもまた事実である。
シャクティ・カリン 機動戦士Vガンダム  ザンスカール帝国の女王、マリアの子。母子共々フォンセ・カガチに利用され、生物を赤子に退行させる「エンジェル・ハィロゥ」にて祈りを奉げるが、それは戦争を止めたい一心からであった。最終的には、エンジェル・ハィロゥの機能はシャクティより凍結された。戦後はウッソを始めリガ・ミリティアに参加した少年たちと共にカサレリアで過ごす。
セイラ・マス 機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
 ジオン・ズム・ダイクンの遺児。シャア・アズナブルの妹。本名:アルテイシア・ソム・ダイクン。
 父ジオンがデギン・ソド・ザビに謀殺された際、ジンバ・ラルに連れられ、兄キャスバルと共にサイド3を脱出、以後10数年を地球で過ごす。セイラ・マスはその際につけられた、世をしのぶ仮の名前。因みに、この時のキャスバルの名前は「エドマウ・マス」。
 U. C. 0079 9月、彼女はサイド7にいた。当時彼女は17歳であるが、フラウ・ボウからは「医者の卵」と呼ばれている。恐らく、セイラがフラウに洩らしたものと思われるが、高校生であり、歳も離れていないはずの彼女を「医者の卵」と呼んでしまうフラウはいかがなものか……?まあそれはよいとして、兄キャスバルとの数年ぶりの再開をここで果たしている。その後、キャスバルとアルテイシアはジャブロー、テキサスコロニー、ア・バオア・クーで会っているが、兄と会った後の妹の表情は淋しげなものであった。どんどん離れていってしまう兄を思ってのことであろうが、極度の「ブラコン」であることは間違いなさそうである。
 一年戦争終結後の彼女の消息ははっきりしない(俺が知らないだけか?)ただ、有名な「クワトロ・バジーナ=シャア・アズナブル」の演説の際、地中海沿岸のどこかにいたことは確認されている。また、第1次ネオ・ジオン戦争の際に業火にまかれたリィナ・アーシタ(ジュドー・アーシタの妹)を助け出し、戦争終結後に登場している。その際、ブライト・ノアに「(キャスバル兄さんは)いっそ死んでくれれば……。」と洩らしているが、本心なのかどうか……?
 余談であるが、小説版では、アムロ・レイと一夜を共にしている。
ダバ・マイロード 重戦機エルガイム  ペンタゴナの惑星ミズンを支配していた、ヤーマン族の王子。カモン・マイロードが本名。 ポセイダルによりヤーマンが滅ぼされた際、ダバ・ハッサーと共にコアム星に脱出、以来成人するまで自分の素性を知らされずに育つ。
 反乱軍をまとめ上げ、ポセイダル正規軍に挑む。バイオ・リレーションによりポセイダルにより操られた、義理の妹で婚約者の「クワサン・オリビー」を救出後、「クワサンのために寝返った(??)」ギャブレット・ギャブレーと共にポセイダルを倒す。戦後、精神錯乱に陥ったオリビーをつれてコアムに帰る。
デギン・ソド・ザビ 機動戦士ガンダム  ジオン公国 公王。ギレン、キシリア、ドズル、ガルマの父。ジオン・ダイクンの革命に参加、サイド3の独立に活躍したとされる。が、U. C. 0068、ジオンを死に追いやり、次期首相の地位を獲得、公王制をしいた。かなり強引にサイド3の支配権を獲得した彼だが、長期化した戦争に終止符を打つべく、連邦軍レビル将軍と和平を結ぼうと「グレート・デギン」に乗り込む。しかし、「老いたな……時既に遅いのだがな……。」というギレンの指示で発射されたソーラ・レイに焼かれて死亡。それは、年老いて戦争に嫌気がさしたがための行動だったのか、あるいは、自らを地位を奪い傀儡とした息子ギレンへの復讐だったのか……。私としては、彼のこの行動の遠因はガルマの死だと思うのだが……。
ドズル・ザビ
機動戦士ガンダム  ジオン公国宇宙攻撃軍指令、階級は中将。政治色の強いギレンやキシリアとは異なり、骨の髄まで「武人」であった。ガルマを戦死させた罪を問い、シャアを追放、ランバ・ラルをホワイトベースに差し向けたのも彼である。ランバ・ラルの項にも記述したが、「武人」同士ということで、ドズルとラルはうまがあっていたのだと私は推測する。
 オデッサ陥落後、旗色の悪くなっていたジオンは連邦の「星一号作戦」によりさらに敗色濃厚となっていったのであるが、この作戦を何処で迎え撃つかが問題となった。この際、ドズルはソロモンにジオン宇宙軍の全てを集めることを提案、しかしギレンはソロモンを時間稼ぎのための捨石とした。恐らくはソロモンに集結した連邦艦隊をソーラ・レイにより撃滅、ア・バオア・クーとジオン本国の戦力で屠るつもりだったのであろうが……その先は歴史の教えるところである。ソロモンが陥ちることを確信した彼はソロモンを放棄、妻ゼナと一人娘ミネバを脱出させ、ビグザムへ搭乗、しんがり役として連邦軍を戦慄させる。玉砕覚悟の出撃であったが、スレッガー・ロウ(戦死)とアムロ・レイによりビグザムは撃墜された。
熱気バサラ マクロス7  ロックバンド「ファイヤーボンバー」のヴォーカル兼ギター。最新鋭バルキリー「VF-19」をに搭乗して戦場の中歌いまくる。目的は、「歌で戦争を止めさせる」ためであるが、リン・ミンメイとは異なり、相当な「自己中」である。 かつてプロトカルチャーを滅ぼしたとされる「プロトデビルン」を歌(=文化)に目覚めさせ、戦いを終結させた。
ハマーン・カーン 機動戦士ガンダム0083
機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
 アクシズの初代指導者、マハラジャ・カーンの娘。フラナガン機関で養成されたニュータイプであるが、強化はされていない模様。マハラジャ・カーンの死後、ドズルの娘・ミネバの摂政に就任、アクシズの指導者になる。シャアに惹かれていた?(私見であるが、彼女の髪型が「セイラ・マス」と同じなのは、シャアの趣味?) カミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタともニュータイプとしては共感したようだが、ジオン再興のため奔走する。最後はジュドーのダブルゼータガンダムに撃墜された。
 余談であるが、「機動戦士ガンダム0083」にアステロイド・ベルトにいたころのハマーンがほんのちょっちだけ登場する。
ブライト・ノア 機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダムZZ
逆襲のシャア
 ホワイトベース艦長→アーガマ艦長→ネェル・アーガマ艦長→ラー・カイラム艦長と、ニュータイプが搭乗する連邦戦艦の艦長を歴任する。その指揮能力に疑いを持つものは皆無と思われるが、それゆえに一年戦争後は閑職に追いやられた。閑職故に大局を見極めたか、ティターンズの横行を目の当たりにした彼はエゥーゴに参加する。
 第1次ネオ・ジオン戦争の後、新しく組織されたロンド・ベル隊に異動。アムロと共にシャアのアクシズ落としを阻止した。 1年戦争時の戦友、ミライ・ヤシマと結婚、ハサウェイとチェーミンの2児の父である。
マ・クベ 機動戦士ガンダム  キシリアの腹心の部下でオデッサ方面軍司令。壺をこよなく愛する大佐。南極条約をものともせず核を使用したが、ガ
ンダムにより阻止される。劇場版ではソロモンから脱出したドズルの妻子を拾うという良い役回りであったが、TV版では
ギャンの特性を生かすために接近戦に持ち込んだまではよかったが、自らの実力を測りきれず、ガンダムに惨敗。
マチルダ・アジャン 機動戦士ガンダム  補給部隊を指揮する中尉。ホワイトベースのほとんどのクルー(当然男)は彼女にあこがれた。アムロ・レイの初恋の
相手(当然ながら片思い)である。
 ホワイトベースが黒い三連星に襲われた際、ミデアでアムロを援護するもオルテガのドムに撃墜され、戦死。ホワイト
ベースがジャブローにたどり着く頃、ウッディ-大尉と結婚する予定であった。
モニカ・アノー 機動戦士ガンダムF91  シーブック・アノーの母親。コンピューター技術者。材料工学の技術者であるレズリー・アノーと結婚後、シーブックとリィズの2人の子を産む。だが、仕事への情念を捨てきれなかった彼女は家を出て、SANARI(連邦軍海軍戦略研究所)に所属、バイオコンピューターの開発に携る。F91のバイオコンピューターはどうやら彼女の功績が大。
 クロスボーン・バンガードとの初戦時半ば、彼女の息子達の乗るスペース・アークに合流。2001.11.26のコメント「目の前の景色にとらわれていたら何も見えない、何も感じられないわ」は私の好きなコメントのひとつである。
ユウキ・コスモ 伝説巨人イデオン  地球人の殖民星「ソロ星」で育った少年。「バッフクラン人」がソロ星へイデを求めてやってきた際戦闘になり、そこに居合わせたがため、発掘された第6文明人の遺跡「イデオン」に乗り込むことになった。
 私は最近になって「伝説巨人イデオン」を改めて見た。TV版、劇場版を見ての感想:「TVで未完、劇場版で完成、また、ぜーーんぶぶっ壊れておしまい、といったあたりはエヴァと似ていなくもないが、ぶち壊れ方のレベルが違いすぎる。やるならここまでやんないとね。」
 ↑の発言、興味のある人は発売中のDVD−BOXを購入するといいらしいぞ!(私はサンライズの回し者ではない。)
ララァ・スン
機動戦士ガンダム  シャアに拾われたニュータイプの少女。あのシャアに「母となってくれたかもしれなかった女性だ」とまで言わせた。そのララァはアムロとの短い邂逅を経てニュータイプ同士の共感を得る。それでも恩を受けたシャアに対する愛情を捨てることは出来ず、シャアを庇って戦死。ララァの死による呪縛は1年戦争後14年経っても尚解けることなく、1度は分かり合えた二人は業火に焼かれるアクシズと共に散っていった。
 ララァがいなければシャアもアムロも真にニュータイプとして覚醒することは無かったであろう。しかし、ララァの存在が二人を再び戦わせてしまったことは間違いない。
 アムロの場合はまだよかった。問題はシャア。彼の場合、ララァが死んだ直後にハマーンに出会っている。ハマーンはララァ以上にニュータイプ研究所でいろいろと研究材料として扱われたらしく(現在「ガンダムエース」誌上にて連載中、「若き彗星の肖像」を参照されたい」)、頼るものと言えばシャアだけだったようだ。シャアとしてはララァの二の舞にさせたくないとの思いからハマーンとは少し距離をおいていたらしい(このあたりは2002/04/15時点ではまだ語られていない)。その行動がまたしても悲劇を生んでしまい、シャアのゆがみの原因になっていたようである。いずれにせよ、ララァと言う少女は二人のニュータイプを覚醒させ、悲劇に導いてしまった存在なのである(ララァファンには申し訳ないが)。
ランバ・ラル 機動戦士ガンダム  ジオン・ズム・ダイクンの革命に参加した、ジンバ・ラルの息子。ジンバ・ラルはまだ幼いキャスバルとアルテイシア(シャアとセイラ)を連れて地球に落ち延びており、ランバ・ラルは逮捕されてもおかしくない状態であったが、ザビ家に忠誠を示すことで事なきを得たものと思われる。
 ルウム戦役においては、彼のパーソナルカラー「青」に塗られたザクT(MS-05s)に搭乗、また、宇宙空間での白兵戦により多大なる戦果をあげる。生来の武人のようで(その意味でも、ドズルの信頼は厚かったものと思われる)あるが、妻ハモン(愛人との説あり)、部下の生活を守るために必死で最前線に赴いていた節もうかがえる。ジンバ・ラルの息子である以上、ザビ家(ドズル以外か?)からの風当たりは強かった様に想像される。 アムロ・レイがシャアの次に出合った強敵であり、その成長に著しい影響を与えた。
 ホワイトベースに白兵戦を仕掛けた際セイラ・マスと出会っているが、その際の言動、行動を見るに、ジオン・ダイクンへの忠誠は捨てていない模様。彼はシャアと同じ道を、異なる方法で歩んでいたのかもしれない。そうだとすれば、あのまま生き延び、シャアと共に戦うことになっていれば、その後の歴史は大きく変わっていたと想像したい。その可能性はゼロではない。なぜなら、シャアは元々ドズル・ザビの直属の部下であり、ラルもまたそうであったのだから、面識がなかったはずがないのだ。もっとも、シャアが自らの素性をを明かしていたとは思えないが……。

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