※初稿2000年のデータです。記念に残しているだけなので更新はしていません。
Adobe Reader
Adobe Readerとは、PDFを閲覧・印刷するための専用ソフトで、Adobe社のサイトから無料でダウンロードできます。 【関連】 用語解説の目次 |
ASP
ASP(Active Server Pages)は、マイクロソフト社が、動的なWebサイトやWebアプリケーションを作る仕組みとして開発したもので、WindowsにIISやPWSなどのWebサーバをインストールすると、自動的に付いてきます。
@ HTMLにスクリプトを埋め込むので、CGIのようにプログラムの呼び出しがいらない。 A Webサーバのサービスプログラムと同一メモリ空間で動くので、高速で、同時に複数のアクセスがあってもCGIほどWebサーバに負担を掛けない。 B VBScriptやJavaScriptなどの分かりやすいスクリプト言語を使えるので、習得が容易である。 C 本格的なデータベース機能(ADO)などの機能を、簡単に拡張することができる。
ただし、ASPはWindowsのWebサーバでしか動かず、主にイントラネットでしか使われていませんので、参考書の数も限られています。インターネット上では、ASPのJava版ともいえるJSPが、今後の主流といわれています。しかし、サーバにWindowsを使い、専門家もいない庁内イントラネットなら、ASPは最適な選択といえるかもしれません。 なお、Windows2000 Server以降で使えるようになった「ASP.Net」は、ASPとは全くの別物で、さらに進化していますが、習得はその分難しくなっています。
【参考】 ●ASP実践プログラミング入門 生形洋一著 技術評論社 1999.2刊 3,180円(税別) ●Webアプリケーション構築技法 山田祥寛著 秀和システム 1999.10刊 3,200円(税別) ●今日からつかえるActive Server Pages2.0実用サンプル集 山田祥寛著 秀和システム 1998.12刊 3,200円(税別) ●Site Cooler(ASP講座)
【関連】 【サンプル】 ASPは、HTMLへスクリプトを埋め込む書き方が基本です。CGIの場合はプログラムの内部でHTMLを作り出して出力しますが、ASPでは逆にHTMLの中にスクリプトを書いていきます。下のサンプルではHTMLの中に「
=Now 」というスクリプトが埋め込まれています。CGIのサンプルと比較してみてください。 <%@ language="VBScript" %> <!-- スクリプトにVBScriptをつかうという宣言 --> <html> <head><title>YourTime</title></head> <body> アクセスの日時は <% = Now %> です。 </body> </html> |
CGI
CGI ( Comomn Gateway Interface)は、動的なWebサイトやWebアプリケーションを作る仕組みで、インターネットの初期のころから使われてきました。 WebサイトのWebサーバは、ブラウザを通じてアクセスしてきたクライアントに、求めに応じてHTMLやPDFなどのデータを送り返します。このときクライアントがCGIを呼び出した場合、Webサーバは、HTMLなど静的なデータファイルを送り返す代わりに、CGIプログラムを動かして、その結果をブラウザに戻します。 @ Perlなどで、CGIプログラムを書く。 ●アクセス D 必要事項を入力すると、その情報がWebサーバに送られる。
なお、CGIの仕組みは、もともとUNIXで使われてきたこともあり、WebサーバをWindowsで構築する場合は、環境作りに一工夫必要です。 CGIプログラムを作る言語はCやC++なども使われていますが、現在一般的に使われ、サンプルが豊富なのは Perlという言語です。UNIXのサーバには標準でインストールされていますが、Windowsサーバの場合はActivePerlというフリーソフトのPerlをインストールするのが定番になっています。
【参考】 ●(新)そのまま使えるCGI
/ フォレスト著 / エーアイ出版
2000.7刊 / 2,400円(税別) ●とほほのWWW入門 CGI入門には超おすすめ。入門本はいらないかも。一括ダウンロードしてスタンドアローンでも参照できます。
【サンプル】 ※Perlの設定をしないと、このサンプルはこのままでは動きません。説明用のためセキュリティも省略しています。詳しくは、参考サイト等をご覧ください。 →比較用のASPサンプル
●HTMLによる入力フォームの例 (inp.htm) 名前を入力させて、送信します。 <html> <head><title>YourName</title></head> <body> <form method="POST" action="cgi-bin/thanks.cgi"> <!-- ↑入力データの送信先はcgi-binディレクトリの thanks.cgiというCGIにする指定--> <p>お名前をどうぞ <input name="namae"></p> <!--テキストボックス--> <input type="submit" value="送信"> <!--送信ボタン--> <input type="reset" value="取消"> <!--キャンセルボタン--> </form> </body> </html>
●PerlによるCGIプログラムの例 (thanks.cgi) 上のHTMLから呼び出されて動きます。 #!/usr/local/bin/perl read(STDIN,$str, $ENV{"CONTENT_LENGTH"}); #入力フォームから来たデータを読み込む print "Content-type: text/html\n\n"; #HTML形式でデータを戻すため、 print "<html><head></head><body>\n"; #ヘッダーなどを返信する。 print "$strさん、ありがとう\n\n"; #名前に「さん、ありがとう」を加え返信。 print "</body></html>\n";
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CSS
CSS( Cascading Style Sheet ) とは、HTMLを補助して、ページの見栄えをより細かく定義する技術です。 Webサイト全体で共通の見栄えを持たせる場合は、CSSを別ファイルとして作成し、複数のHTMLで共用します。 ある部分だけの見栄えを変える場合は、下記のように、HTMLファイルの中にCSSを直接記述することもできます。 <P style="border-bottom:3px dotted red;">点線の下線を引く例です。<P> タグの中に直接CSSを記述する方法ですが、下記のようになります。 点線の下線を引く例です。
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DTD
DTD( Document Type Definition
) とは、SGMLとXMLで使用する「文書型定義」です。HTMLでは「タグ」はレイアウト指定にしか使われていませんが、XMLなどではタグの意味をDTDで定義することで、コンピュータによるテキストの分類や加工を可能にしています。 |
HTML
HTMLは、インターネット上で電子文書をコンピューターで表示するための、マークアップ言語(文書記述のルール)です。現在のインターネット上のWebページはほとんどがHTMLで記述されています。(この文書も) ※ ブラウザのメニューバーの[表示]→[ソースの表示]を選択すると、今ブラウザで表示しているページのHTMLファイルのテキストソースを見ることができます。
【関連】 用語解説の目次
【HTMLの編集】 ● HTMLファイルの拡張子は"htm"か"html "です。 ● HTMLはテキスト文書です。したがって、メモ帳や秀丸エディタなどのテキストエディタで一から作成もできますが、現在はマイクロソフト社のFrontPageなどのHTMLエディタで、ワープロ感覚で編集ができます。 ● 上記以外にも、一太郎、Word、Excel、Accessなどでも、HTML形式でファイルを保存することができるようになりました。WordはCSSに対応しているため、HTML形式でもかなり正確に書式を保存してくれます。ただし、テキストエディタやHTMLエディタに比べると、余計な情報が付加される分、ファイルが数倍以上に大きくなってしまうので、注意が必要です。
【HTMLの構造】 ●HTMLの書き方の基本は「タグ」 (例) こう表示されます。↓大きい見出しです。●HTMLの全体構造 次の<HEAD>と</HEAD>で囲んだ部分はヘッダーといい、そのHTMLファイルについてブラウザへ指示する事項を記述します。
(最低限のサンプル) <HTML> ←最後の行の</HTML>とペアです。 <HEAD> ←</HEAD>との間がヘッダーです。 <TITLE>文書のタイトルです。</TITLE> ←タイトルです。ブラウザの左上に表示されます。 </HEAD> <BODY> ←ここから</BODY>までが本体です。 <H1>見出しです</H1> <P>本文が書いてあるつもりです。</P> ←<P>〜</P>の間が段落です。(いくつあってもかまわない) <P>段落の途中で強制改行したい場合の<BR>例です。</P> ←<BR>を入れた所で強制改行されます。 <p><IMG src="myface.gif" alt="私の顔"></p> ←画像の表示方法。altは画像のタイトルです。 <A HREF="http://www.hi-ho.ne.jp/tomita/">洋々亭はこちら</A> ←リンクを張る方法です </BODY> </HTML>
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IIS
IISは、Windows専用のWebサーバです。WindowsNT4.0SeverにはIIS4.0が、Windows2000にはIIS5.0が付属しています。
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JavaScript
JavaScriptはプログラム言語(スクリプト言語)の一つです。よくJavaと混同されますが、文法は似ていますが、仕組みと用途は全く別物です。 全く同じ役割のスクリプト言語としてマイクロソフト社の VBScriptがありますが、VBScriptが自社のブラウザのInternet Explorerでしか動かないのに対して、JavaScriptは原則として、Internet ExplorerとNetscape Navigatorのどちらのブラウザでも動くことになっているため、インターネット上のWebページはJavaScriptを使うのが普通です。
【サンプル】 ※上記のボタンに使っているコードです <SCRIPT LANGUAGE-"JavaScript">
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PDF
【特徴】 @ 同社のAdobe Acrobatは簡単な操作で、ワープロや組版ソフトのデータを、レイアウトを維持したまま、ソフトに依存しないPDFファイルに変換することができます。 A PDFは印刷や画面表示jのとき、HTMLのように図表が欠けたり、レイアウトが崩れたり、フォントが変わったりすることがありません。 B Adobe Acrobat でリンクを張ることができるので、PDFのファイル間で参照を行えます。 C 作成者以外は改変できないようにセキュリティを設定して、正確性を保つことができます。 D 閲覧する場合は、同社が無料で配布しているAdobe Reader をインストールする必要があります。 E Adobe Readerをインストールすると、アクセスしたホームページにPDFファイルがあった場合、自動的にAcrobat Readerがブラウザの一部として起動し、違和感なく閲覧することができます。
●PDFを使った例規集の例 小樽市(北海道) ●Adobe社のサイト (Acrobat Reader のダウンロードも可能)
【留意点】
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Perl
Perl はプログラム言語の一つです。元々UNIX上のテキスト処理ツールから発展してきた歴史から、テキスト処理に適した機能を持っています。Webは基本フォーマットのHTMLがテキストベースであるため、Perlと大変相性がよく、CGI用の言語として長くPerlが使われて来ました。
【参考】 @すぐわかるPerl / 深沢千尋著 / 技術評論社 1999.8刊 / 2,380円(税別) APerl&CGI言語リファレンス / Steven Holzner著 / インプレス 2000.1刊 / 3,200円(税別) 【サンプル】 →CGIサンプル
【関連】 用語解説の目次 |
PWS
PWSは、Windows98やWindowsNT4.0Workstationに付属する、簡易型のWebサーバです。 (補注:Windows98はすでにサポートが終了していますので、PWSは使用厳禁です。)
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RTF
PTF(Rich Text File Format)は、Microsoft社が策定した文書ファイルの標準フォーマットです。フォント、色、表組みや図版の配置、グラフィックなど文書ファイルに必要な情報を,OSや機種に依存しないASCIIテキストのみを使って保持しています。
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SGML
SGML ( Standard Generalized Markup Language ) はHTML以前に、印刷の自動版組みを行うために標準化された文書記述言語ですが、仕様が複雑すぎ、パソコンのソフトとしてはなかなか実装が進みませんでした。しかし、SGMLの「マークアップ=文章に記号を付けて構造を表す」という手法が電子通信に適しているところに目がつけられ、SGMLの簡易版としてHTMLが作られました。
【関連】 用語解説の目次 |
UNIX / Linux
UNIXは、コンピューターを動かす基本となるソフトウェア「OS」の一種です。UNIXは、WindowsやMacOSなどのOSの大先輩にあたります。 |
VBScript
VBScriptはプログラム言語(スクリプト言語)の一つです。VBScriptは、HTMLの文章内に書き込んでおいて、それを読み込んだクライアントのブラウザで実行され、動的なWebページを実現させます。
【関連】 JavaScript ASP JSP 用語解説の目次 |
Webアプリケーション / Webサーバ
Webサーバとは、インターネットのホームページを閲覧する仕組み(Web)の中核で、クライアントのブラウザから要求に応じて適切なファイルを返す働きをするソフトウエア(またはそのソフトウェが動いているコンピュータ)をいいます。
Webアプリケーションは、Webの仕組みをそのまま利用するので、クライアント側に必要なのは標準的なブラウザのみで、データ検索や表示のプログラムは、Webサーバのあるコンピューターに1つ置くだけです。セキュリティもインターネットの仕組みを使えるなど、多くのメリットがあり、現在のビジネスアプリケーションの中心となっています。
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Word
Wordは、WindowsのOSのメーカーであるMicrosoft社のワープロソフトです。Windowsとの親和性を生かしてユーザーを増やし、自治体を含めて、世界の標準ワープロの地位を占めています。 @ 拡張子"doc"… Word専用文書フォーマット A 拡張子"rtf" … RTF汎用文書フォーマット B 拡張子"htm"… Web用HTML文書フォーマット ( CSS1対応 ) C 拡張子"txt" … 文字情報だけのテキスト文書
※要綱や文書のデータベースをWebで作る際、Wordには一太郎にはない、もう一つの利点があります。それは全文検索ソフトNamazuとの親和性で、WindowsにWordがインストールされていれば、Namazuは標準でWord文書の中まで検索してくれます。(一太郎はWindows上のNamazuではVer6までしか対応しません。ケチるな!ジャストシステム!!)
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XML
XML ( Extensible Markup Language )
は、インターネットを最大活用できるよう、SGMLをスリム化したマークアップ(文書記述)言語です。
【関連】 用語解説の目次 |
一太郎
一太郎は、いわずと知れた徳島のジャストシステム製の純国産ワープロソフトです。自社製品のみでMicrosoft Officeに1対1のガチンコ勝負を挑んだ結果、急激にシェアを落としてしまいました。 |
イントラネット
イントラネット(intranet)とは、急速に発達したインターネット用の情報処理技術を、組織内のLANで使って、情報や処理の共有化を図るものです。 使われているサービスには、以下のようなものがあります。 @組織内の文書のやりとりを電子メールで行う。 Aサーバでグループウェアを稼動し、情報の共有とダウンロードを行う。 B事務処理の入力をパソコンに標準装備されているブラウザ(インターネットエクスプローラ等)から行う。(Webアプリケーション) 国が2003年を目標とした電子政府構想の中で、LGWANの構築に併せて地方自治体を指導した結果、ほぼ一人一台のネットワーク環境が整ってきました。 例規DBも、現在ではイントラネットを使ったWebアプリケーションが主流になっています。 【関連】 用語解説の目次 |
スクリプト
スクリプトとは「台本」のことです。そこから転じて、コンピュータにやらせる段取りを、細かく指示するものをいい、「プログラム」とほぼ同じ意味です。
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全文検索機能
複数のファイルから、ある単語を含むファイルや、ファイル内の場所を検索する機能です。例規集データベースなどの文書データベースは、この機能がなければ、ほとんど意味がなくなってしまうでしょう。http://www.goo.ne.jp
などインターネットの検索ページも全文検索機能の一種を利用しています。
【参照】 日本語全文検索エンジンソフトウェアのリスト 【関連】 用語解説の目次 |
電子政府/電子自治体
政府では、ITの推進で民間の足をひっぱらないようにと、許認可の申請などを含め、全ての文書を電子化する「電子政府」の基盤を2003年までに構築することにし、そのための法制度やインフラの整備に力を注いできました。 【関連】 用語解説の目次 |
ブラウザ
ブラウザ( Browser )は、HTML文書をコンピューター上で閲覧するためのソフトウェアです。Windowsようとしては、インターネット・エクスプローラ(IE)とオープンソースのFireFoxがシェアを競っていますが、それぞれの拡張機能で互換性がない部分があり、Webアプリケーションを作る場合の問題になっています。 |