PC−9821Xa10/C12改造

CPU Pentium 100MHz を MMX Pentium 200MHz へ換装。

Windows3.1インストールモデルだったこのマシンも時代とともにパワーアップ。

結構危険な実験にも耐えてきた、今でも現役マシンです。実は筆者のマシンで一番高額でした。

まさにGP−01をFb(フルバーニヤン)にするようなものです。←懲りずにガンダムネタ

 

初期の9821Xシリーズ(/C/K/R)やVALUESTARにも同じ改造が出来ると思います。

チップセットにVLSI社のWildCatが採用されているマシンです。


1.CPUのクロックアップ

  このモデルにはベースクロック変更ジャンパしかないです。(50,60,66MHzの変更)

  (モデルによっては倍率変更用のジャンパがある場合もあります。)

  しかも、最初から66MHzになってるのであんまり意味無しです。(でも50,60*2で実験した)

  その為、マザーボードのCPUソケット裏側のピンにリード線を半田付けしてGNDに落として

  2倍設定等の実験もしています。100MHzのCPUは60*2=120MHzまで動作しました。

  現在ではそんな危険なことをしなくてもMTC−40001を使えば安全に簡単に変更できます。

  後にPentium200MHzをMTC−40001を使って動作させています。現在Xt13に搭載中です。  

 

2.MMX化

  これが結構苦労します。

  旧Xa10等はSoket5という規格で作られているおり為、MMX−Pentiumなどのデュアルボルテージ

  (I/O3.3vコア2.8v)に対応していない為、PowerLeapなどの電圧降下ソケットが必要です。

  しかし、このKitを使用することによって倍率変更も可能になります。

 

  この時代の(wildcat)PC−98は基本的にAMDCyrixのCPUは使用できません。

  今では入手が難しいMTSA−M1Tなどのゲタがあれば動作可能なのですが・・・。

  MelcoIODATAで変換ゲタ付きで売られている物が一番確実かも知れません。(でもかなり高い)

  IntelのMMX PentiumPowerLeap等で動作させることが出来ます。

 

  しかしそのままではWindows起動中に固まってしまいます。

  原因はBIOSIDEコントローラー(正確にはCD−ROM関係)の読み込みがうまくいかない為らしいです。

  手っ取り早いのはBIOSにパッチを当てるソフトを使うのが良いでしょう。(p55csup.sys等)

  それ以外にはIODATAのUIDE−98を使うというのも1つの手です。

  ついでにHDD転送速度も上がって一石二鳥です。

  UIDEの欠点を挙げると多連装CDドライブが使えない事でしょうか。 現在は対応ドライバがあるらしいです。

  さらにHDD&CD−ROMをSCSI化してしまうのも高速化につながり一石二鳥です。

  ノーマルのIDEはPIO転送の為CPUパワーを必要とします。

  SCSIはSCSIコントローラーが負荷を軽減してくれるので全体のパフォーマンスが向上します。

  98のIDEはとにかく遅いと評判なのです。

 

完成後のXa10スペック

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