ThinkPad T22 (2647-7EJ) PC Watch の記事
仕様
CPU Pentium3-800MHz
Memory 128MB(標準)+128MB
HDD/CD-ROM 10GB/24倍速
Display 13.3" TFT XGA
その他 PCカードスロット*2, 音源, モデム, LAN

  2005年12月、中古で購入。急に音の出なくなった i1200 の代替に、と思って購入したのですが、 結果的に i1200 は BIOS の初期化で直ってしまったので、無駄な(?)買い物になりました。
  間違って我が家にやってきた T22 ですが、フラッグシップ機だけあって、よくできています。 全体的な雰囲気はオールインワンの A2x シリーズと似ていますが、Tシリーズはパワーモバイルという位置付けなので、かなりコンパクトに まとまっています。光学ドライブを搭載したマシンとしては i1200についで 2台目、目新しい装備としては Sビデオの端子が ついています。また、ビデオメモリが8MB、グラフィックカードはAGP接続で、ゲームをやるには最適でしょう。(私はゲームはほとんどやりませ んが。) ディスプレイは、13.3 インチ XGA ですが、760E が同じ解像度でも 12.1インチだったのと比べると、かなり見やすくなっています。
  CD-R(W)や DVD-ROMはすでに他のマシンで運用できているので、Pentium3-800MHz で初めて可能に なることは何か、と考えてTVチューナー/ビデオキャプチャーカードを購入しました。実際、ハードディスクに 録画するにはぎりぎりの性能でしかないのですが、うちの他のマシンと比べれば、モンスターのような性能です。 ThinkPad のミレニアムシリ-ズ(アルファベット+数字2桁の機種)は、これまでに他の人に提供したことはありますが、 自分で所有するのは初めてなので、いろいろな点で新鮮な驚きがあります。
  T2x シリーズはこのように優れたマシンなのですが、残念なことに、多くの個体がディスプレイの赤色化 という問題をかかえています。うちのマシンも電源を入れて数秒間は赤みがあります。IBM 以外のパソコンでも 同様の問題をかかえた機種がありますので、この時期(2001年頃)に供給されたディスプレイがよくなかったものと思われます。
(2006年1月)

ThinkPad T43 (2668-6ZJ)
T43画像
仕様
CPU Pentium M-1.86GHz
Memory 512MB(標準)+1GB
HDD・光学ドライブ 40GB・DVD/CD-RWコンボ
Display 14.1" TFT XGA
その他 PCカード*1, Expressカード*1, 音源, モデム, LAN(無線・有線)

  Windows Vista へのアップグレード特典付きで2006年末に発注、マシンそのものはすぐに届きましたが、Vista の 発売は2007年1月末だったので、Vista のメディアが届いて稼動状態になったのは2月でした。しかし従来からあるソフトや 周辺機器と互換性がない(場合が多い)ので、Vista とはいかなるものか確認するための用途しかありませんでした。(笑)
  ところが、家でメインとして使っていた T22 の冷却ファンの制御機能が故障したようで、オーバーヒートを起こして windows が終了してしまう現象が多発したので、5月の連休に T43 を XP/Vista のデュアルブートに仕立てました。この時、 いずれは Vista へ移行するのだから、と考えて XP の区画を小さく取ってしまったので、各メーカーの Vista 対応が 進まない状況を見るにつけ後悔しています。
  そんなわけで専ら XP を起動する毎日ですが、さすがに Vista 対応のマシンで XP を使うと驚くほど動作が迅速 です。DVD/CD-RW コンボドライブ搭載なので、これまでのように外付けのドライブをつなぐ手間が省けて、これもまた快適です。 ThinkPad の T シリーズは T43 の後、50番台をとばして T60 に移行するので、Vista と抱き合わせの販売はメーカー側では T43 の在庫処分という意味もあったかもしれません。私は新しい物好きというわけではありませんが、一応「パソコン整備士」 資格があるので、Vista を知っておく必要があり、Vista マシンを何とか安く手に入れようとしていた者としては、まさに渡り に船という状況でした。一番損をしたのは年末商戦に Vista を間に合わせることができなかった M$ ですが、私の知ったこと ではありません。
  それにしても、ソフトや周辺機器の Vista 対応は進んでいないという印象です。Vista にドライバが含まれている場合も ありますが、各メーカーでは新しく発売される製品はともかく、すでに販売した製品については積極的に Vista に対応させる 気はないようです。windows がバージョンアップする度に各メーカーは新OSに対応させるための追加プログラムやドライバを用意 してきたのですが、ここに来て M$ に対する反旗を翻すようになったのでしょうか。Vista の販売が振るわないわけです。 (M$ は売れ行き好調などと言っていますが...)

[機種一覧へ]

ThinkPad X121e (3051-CTO)
X121e画像
仕様
CPU AMD C-50 1.0GHz (dual core)
Memory 4GB
HDD・光学ドライブ 320GB・なし
Display 11.6" TFT 1366 x 768
その他 SDカード*1, HDMI端子, カメラ, LAN(無線・有線)

  2011年に購入。 Windows7 Pro 64bit プリインストールです。 このマシンは Xシリーズの一員ですが、型式番号の末尾に "e" が付くことからも分かるように、廉価版の位置づけです。 BTO であえて 64bit OS を選びました。 その一方で CPU は intel 製も選択可能であったにもかかわらず、AMD の最も安価なものを選びました。 Windows7 の動作条件は CPU 1GHz が最低ラインですから、ぎりぎりのところですが、一応デュアルコアです。 64bit OS を経験してみたかったのと、できるだけ安価に済ませたかったことによる妥協の産物です。しかし、このシリーズの web での評判を見ると、コストパフォーマンスの高い ThinkPad として好意的に受け入れられているようです。
  もはやモデムでダイヤルアップする時代ではありませんし、コストの面からもモデムは省略されています。ちょっと気になる点は、ハードディスクのインディケーターがないことです。 やはりコストダウンのために削られてしまったのだと思いますが、画面に処理中のアニメーションが出ないアプリの場合、 命令を実行中なのかフリーズしているのか見た目で分からないので、マシンに耳を近づけて聞かなければなりません(笑)。
  仮想環境で Windows XP を動かす XP mode も入れてありますが、CPU の処理速度が遅いためか、実用的な速度で動いてくれません。 これとは別に XP をインストールしたマシンを所有していますし、いずれ XP のサポート期間も終わるので、XP mode は我が家では実験的な意味しかありません。
  ディスプレイが解像度の割には物理的に小さいので、文字が小さくて老眼にはちょっと辛いのですが、片手で脇に抱えて持ち歩けるサイズ・薄さ・重さなので、 部屋から部屋へ移動する家庭内モバイルには最適なマシンです。


ThinkPad T42 (2373-J7J)
T42画像
仕様
CPU Pentium M-1.60GHz
Memory 512MB(標準)
HDD・光学ドライブ 40GB・DVD/CD-RWコンボ
Display 14.1" TFT XGA
その他 PCカード*2, 音源, モデム, LAN(無線・有線)

  2015年、中古で購入。 まともに使えるマシンが T43 と X121e の2台に減ってしまったので、予備として購入しました。 出荷時の状態(Windows XP)に復元されていました。 10年以上に渡ってサポートが続いた、ある意味歴史的な価値を持つ OS が入っているので、そのまま残しておこうと思います。 本体の右手前、IBM のロゴと矢印キーの間に、指紋認証装置があります。 見た目は T43 とそっくりですが、lenovo のロゴはついていません。 純粋な IBM ブランドの PC としては最後のグループということになります。
  XP でインターネットにアクセスするのは避けた方がいいので、Puppy Linux を入れてデュアルブートにしました。 XP は専ら「電車でGo!」をプレーするために使います。 このマシンで Puppy Linux を動かす場合の注意点は ThinkPad T42 と Puppy Linux に記しました。

[機種一覧へ]


ThinkPad L440 (20ATA007JP)
L440画像
仕様
CPU Celeron 2950M-2.0GHz (dual core)
Memory 4GB(標準)
HDD・光学ドライブ 750GB・DVD-ROM
Display 14" 非光沢 1366x768
その他 Express カード*1, SD カード*1, 音源, LAN(無線・有線)

  2019年、中古で購入。すでに ThinkPad T43 は故障して退役、さらに T42 のファンが不調になり、 まともに使えるマシンが X121e だけになってしまったので、予備として購入しました。Windows 10 home が入っていますが、 製造時は Windows 8 pro がインストールされていたようです。比較的新しいマシンなので、 Bionicpup64 をインストールして使うことにします。
  X121e を大きくしたような形態ですが、キーボードが少し違います。従来は [Alt] キーの文字が緑色、 [Fn] キーの文字が青色だったのですが、すべて白文字になっています。また、[F1]〜[F12] キーは、 輝度や音量の上げ下げなどを行なう特殊なキーと共用になっていますが、[Fn] キーと同時に押した場合に [F*] キーとして機能します。従来とは逆の使い方になっています。例えば、ブラウザで再読み込みをする場合は [Fn] + [F5] となります。これはちょっと煩わしい。
(追記: [Fn] キーと [Esc] キーを同時に押すと [Fn] キーがロックされることが後になって分かりました。これにより、 [F*] キーを単独で押しても本来の働きをするようになります。また、[Fn] ロックは、一度オンにすれば再起動しても有効です。)
  ポインティングデバイスは、トラックポイントとタッチパッドが付いていますが、クリックボタンがなくて、 タッチパッドの端を押し下げることで代用しています。ちょっと悲しい仕様です。あえてこのマシンを購入したのは、 とにかく安かったからですが、怖いもの見たさもありました。(笑) ボタンには劣りますが、慣れれば何とか使えます。 ボタンを省略することでコストダウンを図ったのだと思いますが、後継の "5" シリーズ (L450 など) ではボタンに戻っています。 なお、数字の百の位はディスプレイのサイズを表します。"4" は 14 インチです。
  このように、従来の ThinkPad クオリティを知る者としては残念に思う部分もありますが、老眼が進んだ筆者には、 ディスプレイの小さい X121e よりも都合がよかったりします。

[機種一覧へ]