M$の陰謀

  7月14日に Windows 2000 と XP sp2 のサポートが終了しました。その結果、我が家ではまともに稼動する Windows マシンが2台だけになってしまいました。
  ThinkPad T43 は CPU 1.86GHz メモリ 1.5GB で、Vista sp1 が動いています。もう1台は職場から引き上げた X20 ですが、CPU 600MHz メモリ 192MB で、大丈夫かな、と思いつつ Windows 2000 から XP sp3 にアップグレードしました。まず、CDを使って XP sp2 にアップグレードし、次にオンラインで sp3 を入れましたが、かなり動作は重くなりました。このマシンのメモリは 320MB まで拡張できるので、ネットで 256MB のメモリを探して購入しました。PC133 規格ではありますが、マザーボードの関係で特殊なメモリでないと正しく認識されません。320MB に増やしてもアンチウイルスソフトを入れると動作は相当重くなります。BIOS の設定で CPU の動作速度を MAX 固定にし、アンチウイルスは AntiVir から Avast! に変更しました。Avast! は細かな設定ができるので、設定次第でパソコンに対する負担を軽減することができます。これらの処置はかつて ThinkPad 560E/X を Windows 2000 にアップグレードするときに行なったことと同じです。560E/X も Windows 98 のサポートが終了したので、延命のためにメモリを増やしたうえで Windows 2000 にアップグレードしたのでした。1997年に作られたマシンを 2010年まで使ったのだから、よしとすべきなのでしょうか。
  ThinPad i1200 は CPU 500MHz メモリ 192MB で、XP sp2 を使っていました。XP を入れたばかりのころは、まともに動いていましたが、OS や アンチウイルスのアップデートを繰り返すうちに動作は重くなっていきました。このマシンはメモリの最大搭載量が 192MB なので、これ以上手の打ちようがありません。sp 3 へのアップグレードは見送ってリタイアです。ただし Linux とデュアルブートにしてあるので Linux マシンとしてはまだ使います。
  Windows 2000 のサポートが終わるのは承知していましたが、「XP のサポートは 2014年まで」ということが言われていたので、sp2 のサポートが終わるという認識はありませんでした。やられた、という感じです。新しい sp が出ると以前の sp はリリースされてから2年後にサポートが終わる、などという決まりがあったとは! XP sp3 はそれ以前のアップデートをまとめたもので特に新しい機能が付け加わっているわけでもなく、sp3 にすることで不具合が起きる場合もあると言われていたので、sp3 へのアップデートは必須ではないと考えていました。sp3 を入れると動作が重くなるのも疑問です。
  7月14日をもって世界中で多数のマシンが寿命を迎えたことでしょう。M$ とパソコンメーカーは喜んでいると思いますが。
2010年8月


近況など

  この冬は寒い日が続いていますね。このページの更新はおろそかになっていますが、私は毎日の仕事をこなしつつ、時間があるときは YouTube や CD で音楽を聴いたりして過ごしています。
  以前にも記したように、職場で ThinkPad が使えなくなって以来、ThinkPad の使用頻度は少なくなってしまいました。職場で使っている Dynabook Satellite L20 ですが、セキュリティの規定を遵守しつつ、できる限りカスタマイズを施した結果、かなり使えるものになってきました。最近ではタッチパッドの操作にも慣れましたが、トラックポイントではマウスポインタを移動させる時に、動かしたい方向に軽く力を加えるだけで指を動かさなくてもいいの対し、タッチパッドでは実際に指を動かさなければならないので指が疲れます(笑)。タッチパッドのドライバがハードディスク内に保存されているのを発見し、インストールした上で「タッピング」の機能はオフにしたので誤操作はなくなりました。それにしても、なぜ初期状態ではドライバが導入されていないのか疑問です。
  話が ThinkPad からそれてしまいました。家で使っている ThinkPad T43 は XP と Vista のデュアルブートで使ってきましたが、周辺機器やソフトウエアの Vista 対応が進んだので、ハードディスクの空きを増やすため Vista のみのシステムに変更しました。TVチューナーカードだけは XP でないと動かないので、X20 で使うことにしましたが、Pentium III 600MHz ではテレビの視聴はできても録画は無理です。また、アナログ放送の停止も迫ってきたので、T43 で使うためのワンセグチューナーを買いました。
  話は変わりますが、なんと NEC とレノボの提携のニュースが入ってきました。国内ではまだかなりのシェアを維持している NEC ですが、海外向けには作っていなかったのですね。パソコン製造は儲からないのでしょう。家電メーカーの中には自社製造をやめて他社から供給を受けるようにしたところもあります。今回の NEC とレノボの提携はまだ詳しいことはわからないのですが、レノボが NEC ブランドの PC を作るということかな、と想像しています。でも、私としては "NEC ThinkPad" だけは見たくありません(笑)。
2011年1月


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