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1999年5月27日(木) 東京都渋谷区 オーチャード・ホール
18:15開場/19:00開演/21:45終演
美里へ 今日のコンサートを開いてくれて、ありがとう。 |
美里初のフルオーケストラをバックにしたコンサート「misato’99春
うたの木」が無事終了しました。どんなコンサートになるのか、ファンはもちろん美里自身も不安が一杯あったと思いますが、期待通りにすばらしいコンサートでした。実は後で知ったのですが、orchardには果樹園と言う意味があるようです。今日この果樹園に植えられた「うたの木」の種は、20世紀から21世紀にかけて確実に芽を出し茂っていくものと信じています。 平日のコンサートのためか、開場しばらくしても空席が目立っていましたが、いざ開演時間となると席がほぼ埋まりました。 今回はクラシック形式のコンサートのためか、プログラムを貰いました。歌う予定の歌詞が載っています。みんなで歌おうという趣向なのかもしれません。ただ、実際には客席の照明がまったく点けられていない演出だったので、プログラムが見えず歌おうにも歌えません。 開演時間を少し過ぎています。いつもならビートの効いたロックが流れて、いやがおうでも心が高ぶるのですが、今日はいつもと違います。たぶんいつものあの曲も流れないでしょうから、どこからコンサートに突入すれば良いのか?ノリノリになれるのか?初のホールコンサートに対して少々心配です。 そうこうしていると、新日本フィルの楽団員が舞台袖からぱらぱらと現れてきます。指揮者の曽我大介氏が登壇すると、ざわめいていた客席もだんだんと静まり、演奏が始まるのを待ちます。 |
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Welcome(オーケストラ) | |
オープニングを飾った曲は、「ハダカノココロ」からWelcomeのオーケストラです。20世紀から21世紀に伝えるコンサートを象徴するような曲でのオープンニングです。曲の後半は、「宇宙大作戦(スタートレック)」に似てたと思ったのは、私だけでしょうか。 曲が終了すると、曽我氏に手を引かれて美里登場です。黒(もしかしたら濃紺?)のロングドレスにショールを羽織り、ネッカチーフを巻いています。去年のハタ゜カノココロ ファイナルの時よりやや太って見えますが、上方から見下ろす私の座席のせいかもしれません(3階後方)。 すかさず、この曲が歌われます。 |
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卒業 | |
4月4日のミュージック フェアで披露されたアレンジとは違っていましたが、♪薄紅の♪と弦楽器がピチカートするような演奏がとても好きです。 | |
青空 | |
卒業、青空と続きます。スローテンポな曲はオーケストラと合っているようです。 ここで美里のいつもの挨拶です。 ”オーチャード ホールへ ようこそ!!!” しばらくは美里のトークが続きます。美里は”クラッシックのコンサートだから着慣れない格好をしている人もいるんじゃないかな”と言いつつ、自分のスタイルに付いては"わたしは普段からこんな格好をしているから別に気にならない”とジョークを飛ばしていました。美里には何の気負いも無く、いつもどおり楽しんでいるようでした。その証拠に、曲の途中で携帯電話が鳴ったことについて”頼みますよ”と笑ってました。 素朴なメロディが流れてきます。次はこの曲です。 |
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ぼくでなくっちゃ | |
後で美里が”映画に例えるなら、ニューシネマ・パラダイスみたい”といった曲です。 ステージには、ピッチャーに入った水が置かれています。”いつもならペットボトルで飲んだり、噴出したりするんですけどねぇ”と言いながら、上品にのどを潤しています。指揮者の曽我氏にも酌んでもらい、うれしそうです。 まだ美里のトークです。コンサート前のトレーニングでの発声練習法を紹介しています。ほっぺたに指を当てて、くぢびるをブルブル振るわせると言うものです。”みなさんもいっしょに!”と、発声練習を始めますが、あまりのおかしさに、会場は大爆笑です。しかし、美里はすかさず”マイケルジャクソンもやってるんだからね”と応戦します。さらに、”振り付けもやりましょう”と、♪パ〜ラタ゜〜イス♪の振りをします。”まだまだ手首の返しが硬い”などと言っては会場を笑わせています。観客もすっかり肩の力が取れたようですが、実はこれ、次の曲Nudeの前振りだったりして。 |
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Nude | |
オリジナルからすっかりイメージの変わった曲に仕上がっています。♪パ〜ラタ゜〜イス♪のサビの部分よりその前の”ネコに食わしちゃえ”や”部長にまかしちゃえ”の部分が好きです。 |
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さくらの花の咲くころに | |
シンシアリー | |
Welcome | |
ハダカノココロでは、真っ赤なコートに身を包み、ステージ上に組まれた階段を風を浴びながら降りてきて歌うものでした。 Welcomeが終了すると、美里、曽我氏、斉藤氏が退場し会場が明るくなりました。まさか、もう終了じゃあるまい、と思っていると、”15分の休憩です”とアナウンスが入りました。会場は、いつものコンサートとの違いに笑いが漏れていました。 再び現れた美里は、白のパンツスーツです。 |
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My Revolution -第2章- | |
今回のコンサートで、この曲は欠かせないでしょう。 | |
eyes | |
今回のコンサートを行うにあたり、同じようなスタイルで行ったバーバラストライサンドのコンサートフィルムを見て、「彼女と私の一番の違いは、彼女は曲が流れるとスクリーンが下りてきて、そこに映像(映画)が流れることです」といってました。映像と曲がいっしょに流れるなんて素敵だ、私も映画にかかわっていれば良かった、と言ってました。すわ女優宣言?と思いましたが、すかさず”女優宣言しているわけではないですよ」とくぎをさすのも忘れていません。 彼女には映画があるけど、私には”ボーカリストだから歌があり曲があり言葉があり、それを聞いた人がそれぞれに絵を思い浮かべてくれる、といってました。美里のこう言うところが好きです。 で、一昨年F(エフ)と言う映画の主題歌を作ることができて嬉しいと言ってました。 |
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素顔 | |
その映画の主題歌がこの素顔です。バーバラストライサンドのようにスクリーンを下ろして映画を投影するなり、スクリーンなしでステージに単に映すだけでも面白かったのではないかと思いましたが、そう言う趣向はありませんでした。すこし残念です。 |
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キャッチボール | |
今年の5月2日にデビュー15周年目に突入し、うたの木というコンサートをどうしてやろうと思ったのかを話しています。”21世紀を前にして、やっておきたいことがたくさんある。”と言う美里は、”特に好きな歌について残したい”と言うことで、うたの木は計画されたようです。ただ、うたの木は、20世紀から21世紀に残したい歌のコンサートとして紹介されることが多いのですが、美里の考えはちょっと違っている、と感じました。種をまいてそれを育てて行きたいという美里の言葉には、新たな活動の方向が示されているようです。 |
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I Wish | |
グリーン・グリーン | |
Pajama Time | |
サマータイム ブルース | |
イントロが流れ出した瞬間、私も含めまわりの人間の腰が浮きそうになりました。やっぱりこの曲は、オーケストラバージョンでも座って聴くもんじゃないと感じます。♪サマタイムブルース、サマータイムブルース♪と手を打って縦乗りしないと、どうも調子が出ません。 ここで、美里、曽我氏、斉藤氏は再び退場です。あれっ、まだ一曲残ってるんでは? 会場のみんなもそれは承知のようで、カーテンコールの拍手が鳴り止みません。そのうち、とうとうやって来ました、美里コール。やっぱりこれが来ないと。今回のコンサートはすばらしいのですが、やはり美里ファンはじっとしていられない。座りつづけているお尻のストレスが、普通のカーテンコールから美里コールに変わってしまいました。 美里コールで現れた美里は、ピンクのスカートです。 |
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True Colors | |
シンディー・ローパとは、ちょっとびっくりしました。今まで美里が唄う英語の曲は聴いたことが無かったですが、シンディーの唄い方とは違うこの曲は、美里にぴったりです。 いよいよ大詰め。 会場に「なかよし30’s(サーティーズ)」の紹介です。羽田美智子さん、長島美奈さん、有森裕子さんが会場に来ていると言うことでした。羽田さん、長島さんの番組を紹介していました。 |
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My Love Your Love(たつたひとりのしかいない あなたに) | |
最後の曲を噛みしめるように歌う美里。会場のみんなも口ずさみ、大合唱へと変わってしきました。私も恥ずかしながら歌ってしまいしまいました。 いつまでも鳴り止まない拍手の中で、美里は本当に嬉しそうでした。何度も何度も会場に手を振り、しまいには楽団の中に混じって行ってしまいました。 |
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いつものように”3が〜いっ!”,”2か〜いっ!”とやりながら、続いてついつい”アリ〜ナッ!”とやってしまいました。思わず大爆笑。美里自身も”意識のうちに口から出てしまう”と言ってました。しかし、やっぱり”アリ〜ナッ”ですよね。2回目の時ははっきりと意識して”アリ〜ナッ!”とやってました。 | |