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うたの木 misato 1999 冬の華

1999年12月25日(土) 愛知県名古屋市 愛知芸術劇場
17:15開場/18:30開演/21:00終了

今日は「うたの木 冬の華」のツアーファイナルです。当初の予定では(チケット先行販売をしている時)、名古屋に転勤していて名古屋から出掛ける予定でした。交通費も安上がりになるだろうと、思っていたのですが...。ところが実際には東京勤務のまま。福岡往復するだけで5万は掛かるかなぁ、と出かけるのを躊躇していると、最近の規制緩和?の影響なのか、大手航空会社の主催するパックツアーで、往復航空運賃とホテル宿泊費を込みにしても、一般通常の航空運賃より安く上げられる物が有ることを知りました。平日であれば、なんと通常の半額くらいになります。もし、この価格設定が無かったら、福岡遠征は諦めていたかも知れません。

「福岡」、と聞いて思い出したのが「福岡ドーム」。丁度同じ日に、福岡ドームでSPEEDのツアーファイナルが行われます。「勢い」ではSPEEDの方が圧倒的に上でしょうが、「熱さ」では美里も負けてはいません。横須賀の時には、「空席が有るのはカザフスタン戦を見に行ったからかな(サッカーの試合)」、とジョークを飛ばしていましたが、今回もそんな余裕を見せてくれるかな、と期待しています(結果は?)



福岡サンパレスは、コンサート会場としては有名ですが、横須賀やオーチャード、名古屋と違ってクラッシック専用のホールでは無いようです。そのため(と、断定できるほど耳が肥えているわけではないのですが)、音が反射して会場の後ろから聞こえるような感じがし、それがちょっと気になりました。

今回の私の席は、ファンクラブで予約した甲斐有って、アリーナ席(一階席)前方、正面よりやや右手という最高のポジションです。

このホールのステージは、ステージと観客製最前列との間に少し低くなった2〜3メートルのせり出しがあります。実はこのせり出しがアンコール時に大きな役割を果たすとは、この時点ではまったく分かりませんでした。

♪第一部♪
そうこうしている内に、楽団員の人が徐々に着席し、最後にバンドマスターの後藤さんが登場します。最終の音合わせをし、主人公の登場を待ちます。その後、指揮者の斉藤さんとピアノの斉藤さんが登場します。「あれっ、指揮者、かっこいい」、そう思わずにはいられないような素敵な指揮者です。ホストクラブにでも居そうなカッコ良さ。(実は容姿だけではなく、タクト捌きもカッコ良かったです。)。ちゃんと燕尾服を着ています。曽我さんの、今までのくだけたイメージが強く目に焼き付いているので、今日の指揮者の斉藤さんは、新鮮さを感じます。

今日のパートナーは、「九州交響楽団 通称九響」です。指揮者も曽我大介氏では無く、名古屋、大阪、福岡、とパートナーを次々に交代することで、十分練習することができたのかな、と心配していましたが、それはまったく杞憂に終わりました。寧ろ、曽我氏よりもこちらのほうが好きです。
welcome(インスツルメンタル)
うたの木のテーマソング(と自分で勝手に決めましたが)が始まります。が、ちょっと感じが違います。メロディーは同じなんですが、テンポが違います。若干遅めのテンポです。それにタクト捌きも。曽我さんは、淡々とタクトを振っていましたが(ある時は、オーバーアクションで手拍子を促すような格好もしましたが)、斉藤さんは全身で丁寧にタクトを振っています。クラッシックの曲では、指揮者や楽団によって演奏がまったく違うということは有るのですが、いつも聞きなれているテンポと違っていると、ちょっと戸惑ってしまいます。しかし、今回のそれは、却って味わい深いものにしています。

そして曲が終了すると、ステージ下手(向かって左側)から赤いドレスをまとった美里の登場です。(上下で微妙に色合いが違います。上がどちらかというと「ワイン色」、下が「赤」です。)
素顔
37.2℃(夢見るように うたいたい)
この2曲もWelcome同様に、若干スローテンポです。

こんばんわ、ようこそ渡辺美里です。今夜はほんとにたくさん集まってくれて、ありがとう。心から、心から感謝します(と、いつものように深深と頭を下げます)。会いたかったよ〜、福岡。
うたの木と言うタイトルをつけて始まったこのコンサートツアー、冬の華バージョンは11月からスタートしたんですけれども、私の中では5月から始まっていて、もっと言うと去年のツアーの時博多にお邪魔した時に、1999年はどんなことがやりたいかなと自分に問い正した時に、こう言うオーケストラのコンサートをぜひやって見たいと言うことで、「うたの木のコンサートをしよう」って決めたのが、丁度博多だったので、決心した場所に戻ってこれたと言う感じがしています。のっけから、熱い気持ちを語ってしまっていますけれども、今日は最高のコンサートしたいと思っています。皆さん、今日は最後まで楽しんで行ってください。

何と言っても、クリスマスですからね、巷は、クリスマスまくっていますから周りに負けない様に、この福岡サンパレスの空間が、日本中の、世界中のどこよりも素敵な空間になる様に一杯歌いますので、今年一年の思いを馳せてくれてもいいし、自分のだいすきな、大切な人のことを胸に秘めつつ、時にはその思いを、前面に爆発させてくれても構いませんので、ぜひともリラックスして、最後まで楽しんで行ってください、一杯歌いますので、皆さん心の準備はよろしいでしょうか。
(サンパレスの隣のホールでは藤井ふみやが、ドームではスピードがコンサートをしていました)

直球から変化球から消える魔球までビュンビュン行きますので受け止めてください。
キャッチポール
今までだと、10yearsが歌われていたのですが、今回は「キャッチボール」に変わっていました。個人的には、キャッチボールと10yearsを比べると、10yearsの方が好きだったので、ちょっと残念です。それに、マリンバの宝久美子さんのソロが聞けなかったことも・・・

キャッチボールは、2番の「ううう」と歌う最後の「う」の、半音上がるところが妙に耳に残って好きです。

アルバムのspritの中からキャッチボールと言う曲を聴いていただきました。元のアレンジも切ないですが、オーケストラバージョンになるとこんなにも悲しい曲だったのかと、自分で作っておきながら思ってしまいます。

といいながら、ピアノ斉藤恒康さん、指揮者斉藤一郎さん、続いてメンバーを紹介していきます。

有賀君と斉藤さんは、ポストペットのメール仲間なんですが、ここの所ずっと一緒に居るのでメールは出していません。メールを出しているよりも、会っている回数のほうが多いので、直接伝えたほうが早いかな、と言う感じなんです。ドレミファソネットで、ちょっと前ははまっていたんですけど、最近すっかりおやつも上げてないしペットの状態も、・・・。お持ちでない方は何の話か分からないかもしれないですね。ポストペッ持っているのがこの3人しか居ないからぜんぜん育たないって言うか、ずっと初心者マークのまま来ているんですけれども。2000年を迎えたらメールの達人になりたいなと思っているんです。

私のオフィシャルホームページがこのうたの木が始まるのとほとんど同時にスタートしたんですけれども、おかげさまをもちまして、所属しているSonyの中でナンバー2のアクセス件数を誇っています。でも出きることならナンバー2に甘んじることなく、ナンバー1を目指したいな、と

続いて、九州交響楽団の紹介です。

そのとき、前のほうで席に着こうとしているファンの人が居たので、

席は見つかったでしょうか、惜しかったな、さっきの曲が良かったのにねぇ(笑)

またそのとき、時計のアラーム音が響いて、

「夢見るように 歌いたい」の歌詞の中で、♪熱を出してもベルの音であなたがわかる♪のところで、私のイメージの中では普通の電話のベルの音なんだけれども、今は誰から掛かってきたか分かる着信音もあるし、誰から掛かってきたか通知までされるから、これからはうたが作りにくくなるって言うか、「あっ、この人だから電話には出ない」みたいな歌詞ができてくるのかもしれません。

次のコーナーは、参加をしてもらうコーナーです。
「2階席3階席」のことを「スタンド」と呼びますので、心の準備をしといてください。「1階席」ことをアリーナと呼びます。

オッケー、スタンドォ
オー、イェイ、アリーナ

今日はクリスマスなので、皆様のために3パターン用意しました。
第一のコース、七泊八日で行くタヒチの旅コース、タヒチの波間を思い浮かべて、穏やかな波を手で作ってください。
(と言いつつ、何時ものように手をひらひらさせます)
それからもうひとつ、玄界灘コースっていう大きい奴。隣の人に気をつけて。
(といいつつ、手を大きく振ります)
それからもうひとつ、コンサートが終わったらゆっくり温泉にでも行きたいなという私用のコース、大分県由布院のコース、
(と言いつつ、肩をたたきます)

曲はNudeです。
Nude
ブランニューヘブン
Nudoも九響バージョンで、♪パ〜ラダイス♪に入る前の部分に溜めが入ったりしています。指揮者の斉藤さんも♪パ〜ラダイス♪してくれました。
ブランニューヘブンの総立ちは、「もはや当然」といった感じです。
シンシアリ
Welcome
激しいナンバーから、しっとり聴かせるこの2曲。シンシアリは、聴けば聴くほど深みがある曲です。「うたの木」で新たに息を吹き込まれたのではないでしょうか。そしてWelcome。「うたの木」のメインテーマですね。

一部終了

「ただいまより、15分の休憩に入ります」のアナウンスが流れたときは、会場から笑いが漏れていました。

この時、客席でトラブルが発生。着飾ったカップルが関係者に対して、「みんなが総立ちになるから見えないじゃないか」「こう言う形のコンサートを望んだんじゃない」と言うようなことを言って揉めていました。情報誌などでは「うたの木」は「クラッシック形式のコンサート」として紹介されています。春のときは、初めてであったと言うこともありますが、じっくり腰を落ち着けて聴いていたようです(終盤では、耐え切れなくなった、と言うような感じで総立ちになりましたが)。しかし、「冬の華」では美里自身のみならず、指揮者(曽我大介氏)までもが総立ちになるように煽っていました。今後「うたの木」を育てていくにあたって、こういうことを考えていかないと、オーケストラとのコラボレーションではなく、オーケストラが単なる大編成の伴奏者、となってしまうのではないでしょうか。

そんなことがありながらも、第二部の始まりです。

♪第二部♪
濃紺のピロード地のガウンをまとった美里の登場です。
My Revolution −第2章−
eyes
My Revolution -第2章-もスローなテンポです。しかし、この曲は何も言うことは有りません。安心して聴けます。「うたの木」の原点と言える曲ではないでしょうか。ただ、名古屋公演の時も感じたのですが、何か照明が変。会場の照明が点灯したままのようです。それとも、これが正しい演出上の照明なのでしょうか。だけど、次のeyesでは照明が落ちるのでちょっと納得できません。
「うたの木版」のeyesは、出だしの弦楽器のアレンジが効いていて好きですし、リズムも(6/8と言うんですか、良く分かりませんが)タンタンタンと刻むリズムは妙に落ち着いて聞けます。この曲が世に出で、すでに10年以上経っているのに、新鮮に聞こえるのは、やはりアレンジのすばらしさでしょうか。

うたの木、第2部をスタートしました。2曲続けて聞いていただきましたが、2曲とも自分にとって大切な曲ですが、オーケストラバージョンで歌えてハッピーです。

ここで、再び九響の紹介です

キャナルシティに行ったんですけど、中学生ぐらいの男の子が化粧品屋で「あった、あった、マスカラあった」と言ってるのね。眉毛を整えるまでは許そう、けど男の子がマスカラまで買う時代なのか、とカルチャーショックをうけて、マスカラを買うぐらいだから自分のチャームポイントは目だ、と言うような子かなと思ってそばに近づいてそっと見たんだけど、そうでもなさそうな・・・
(会場大爆笑)。レジでも一緒になったんだけど、「プレゼント用に包んでください」と言ってて、ほっとしたというか、九州男児たるもの、マスカラなんぞ付けてもらっては困る、と思って最後まで見張ってたんですけども。

このとき、小さな子が時々ぐずるような、駄々をこねるような声をあげています。あれっ、子供の入場はお断りしてたんじゃないの?まぁ、泣き喚く事も無く、美里も「まあ、しょうがないかな」と言う感じでその場の雰囲気を取り繕うというか、さりげなく次の曲紹介に結び付けていました。

次の曲は男っぽい曲です、聞いてください。

高らかな金管楽器が鳴り響きます。
ランナー
悲しいね
ランナーでは、金管楽器が高らかに鳴り響きます。歌い始めや、終わりの部分は随分スローペースです。ちょっと遅すぎるかな、と言う気もします。最後は、「これぞ交響曲」と言う感じで、「ジャジャジャン」とやって終わっていました。指揮者の斉藤さんも、全身でタクトを振っています。斉藤さんにもちょっと感動。
そして、一転、雪が降るような鈴の音が響き、悲しいねが始まります。悲しいね、の最後の一小節はアカペラです。全身歌手「渡辺美里」ならではのパフォーマンスです。会場の広さに負けることなく、響き渡ります。

ランナー、悲しいねと思い入れたっぷりの曲なので、涙が出そうになってしまったので・・・お水を飲みます(会場大爆笑)

のっけから大迫力でお届けしているので、そろそろうずうずしして来たかな、と言う感じですが、
(会場大拍手)、だからといって次の曲は踊る曲では有りません。 (会場、大爆笑)

「うたの木」というタイトルをつけたのは、去年のクリスマスに或る人にあげたいなと思っていたクリスマスツリーが有ったのが渡し損ねちゃって、私のうちの飾ったんですが、その木を見ながら来年のコンサートは「うたの木っていうタイトルにしよう」と思ったんです。クリスマスを迎える事によってあの木も成就したかな。

街を探検していたら、来年のカレンダーとか並んでいました。皆さん、来年のカレンダーは準備しましたか?酒屋さんとか化粧品屋さんでもらった奴とか、そう言うやつで済まさない方がいいですよ。2000年という年を確かな年にしたいと思う方は、暦はいいものを揃えてもらいたいものだと、思うんですが。まだカレンダーをご購入で無い方は、ぜひともmisatoカレンダーで、ともに2000年を過ごしましょう。

じゃあ、つづけてドンドンドンといきます。歌いた歌があったらおっきな声で歌ってくれても構いません。踊りたくなったら、ジャンププしてくれても結構ですので、楽しんでください。
Pajama Time
グリーン・グリーン
サマータイム ブルース
いつかきっと

Pajama Timeの出だしは、やや乗りが悪いです。ほかの会場では、ここから観客総立ち状態になるのですが、ややおとなし目です。手拍子もちょっと遠慮気味。ワンコーラス終了して間奏になる頃にようやく手拍子が盛り上がってきました。指揮者の斉藤さんも、観客に手拍子を率先するようなことはしません。全身でタクトを振っています。

続くグリーングリーンも総立ち無し。しかし私は知っている、この次に恐らくあの曲が来ることを。あの曲のイントロを聴いただけで、観客が総立ちになることも。

そしてついにサマータイムブルース。クラシック形式のコンサートなんてくそ食らえ状態で、会場がスタジアム化しています。さびの「サマータイムブルース」では、大合唱です。

第2部最後の曲「いつかきっと」です。鐘の音が響きます。イントロが響くなか美里が「福岡の皆、ほんとに今日はどうもありがとう」と云うような事を言っていましたが、聞き取れません。そして、感動的なハプニングが発生。さびの♪悲しいことも力にかえて、自分の歩幅で走り出すよ♪の部分で美里が感極まって歌えなくなりました。すかさず会場は大合唱です。指揮者の斉藤さんも、始めて観客に向かってタクトを振るというパフォーマンスを演じてくれました。曽我さんとは違うパフォーマンスの仕方に、感激しました。「いつかきっと」の終わりも、大交響曲が終了した、という感じたっぷりの終わり方で、「うたの木」という大スペクタルが今まさにここに終了した、という感じで、これまたジーンと来ました。(ほんとは、お約束のアンコールがあるんですが)

美里を始め、斉藤さん、指揮者の斉藤さんが振り返りながら退場します。

福岡でもでました、「美里コール」。やっぱりそうでしょ、クリスマスだし、ツアーファイナルだし。大満足です。

再び現れた美里は、上着を脱いだシースルーのガウンを羽織っています。曽我さんも上着を脱いでいます。しかし、なにか疲れたサラリーマンのようです。

♪アンコール♪

上着を脱いだ美里の登場です。会場からは、歓声が上がります。

サンキュー、福岡。みんなまだまだパワーは有るかな?私も、屋台屋のめんたい餃子を食べているので大丈夫です。
ローズ
すばらしい拍手と、すばらしい声援をどうもありがとう。心から、心から感謝します。カウントダウン状態で2000年を迎え様としている今日この頃ですが、来年はデビュー15周年を迎えます。FA宣言することなく、15周年を迎えるであろう私では有りますが、クリスマスに福岡でいいコンサートが出来て、また来年の準備に取り掛かろうと思いますが、その15周年には、15回目の西武ドームでのコンサートも決まっていますが。新しく買った手帳、カレンダー、スケジュール帳には8月の5日西武球場と書いておいてください。(会場、喚起の坩堝と化す)。その後はFAするかもしれません。福岡ドームにやってくるかもしれません。

2000年21世紀は本物の時代と言われています。私としては、張り切りたいなと思っています。気持ちが豊になれるような、清らかで居られるような、自分らしい楽曲やコンサートを作っていきたいと思っています。2000年からも仲良くしてください。


鐘の音が再び響きます。優しいメロディーが流れてきます
My Love Your Love(たったひとしかいない あなたへ)
ゆったりとした時間が流れているようです。観客のみんなも大合唱です。指揮者の斉藤さんも、観客に向かってタクトを振ってくれています。自分たちがオーケストラの一員になれたような、そんな至福な時間が流れます。全員が合唱する♪My Love Your Love,,,LaLaLa♪が心に響きます。体がメロディーに会わせて自然とスイングします。ただ、最後にステージのオブジェクトに映し出されるはずの美里からのメッセージが、とうとう最後まですべて解読出来ませんでした。ちょっと残念です。

メンバーが退場し、最後に美里が名残惜しそうに、舞台袖に消えます。すると、再び美里コール。みんなは知っている、最後のアカペラを・・・と思ったのですが・・・

再び、美里コールです。

サンキュー、九州交響楽団の皆さんでした。

クリスマスだし、

と言いながら、いつものバンドのメンバーと揃ってステージより一段下がった場所に降りてきます。会場、みんな大歓声です。アリーナの最前列の人は、手を伸ばせば美里に触れられそうな、そんな場所にいます。そのとき、ファンの人からお菓子の詰まった長靴のデコレーションを手渡されていました。

懐かしい感じね、靴下の中にお菓子が一倍入っているの。どうもありがとう。

3階のみんなも2階のみんなももう一曲し一緒に歌ってくれるかな。アリーナ席の人も、いいかな。


コンサートマスターの後藤さんまでもがバイオリンを持ってステージを降りてきました。

皆さんにとって2000年21世紀がすばらしい年になるように祈りを込めて願いを込めて、そして今までであった人に感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います。

何の曲かと思っていると、クリスマスソングでした。メロディに会わせて、オグちゃんがリズムを取ります。ライブハウスのような乗りです。美里が歌い、メンバーがそれざれの楽器でソロを取ります。ひとり、「赤鼻のトナカイ」を演奏するのはご愛嬌。コンサートマスターの後藤さんのソロも素敵です。みんな、この時間がずっと続けばいいなぁと思っているでしょう。

My Love Your LoveのBGMが流れる中、美里が去り、楽団員の人が去ります。その間、コンサートの余韻を噛み締めるかのように拍手が続きます。そして、楽団員が退場し終わった頃を見計らったように、ステージ終了のアナウンスが流れ、「うたの木」の幕は閉じました。
2000年1月17日書人不知


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