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ツーリングレポート 羽村取水堰

この文書は、PC-VAN SIG CYCLE倶楽部 にアップしたものと同じです。

日時:1999/04/17( 土曜 )
天候:晴れ
気温:上々
場所:羽村取水堰・多摩川サイクリング道路
距離:不明( メーター不調のため)
バイク:宮田 Alfrex?

 今朝テレビを見ていたら石原新都知事の公約に関して横田基地の事を取 りあげていました。横田基地と言えば、その昔私が立川に住んでいた頃、 知人が新聞を配達するのに基地の中に自由に出入りしてた、という話を うらやましく聞いていた事を思い出しました。 で、横田基地と羽村取水堰がどう関係があるのかというと、それが申し 訳ない事にまったく有りません。ただ、横田基地を地図で探すと、その左 下(北西?)の方角に、目に止まった物ですから,久しぶりに足を延ばして 見るか、と思い立った訳です。

羽村案内板羽村取水堰は、その昔四谷まで延びていた上水道で、玉川上水と呼ばれ ています。現在も小平あたりまでが使われているそうです。(玉川上水と いうと、太宰治を思い浮かべますが、羽村とは関係有りません。これは、次 回のお楽しみ。) まずは、いつものように津久井道(世田谷街道)を多摩川水道橋まで走り ます。いつの時も、全行程の中でこの津久井道だけは必ず通らなければい けない、うっとうしい道です。細いし交通量は多いし路肩は荒れているし。 かと言って、歩道はぶつ切れで段差だらけ。自転車にとっていいことは何 一つ有りません。

 多摩川水道橋からは東京都側のサイクリング道路を川上に向かいます。この あたりは堤防沿いに桜が植わっているので、桜の季節には桜並木の眺め を楽しめるのですが、歩行者がサイクリング道路上を道一杯にあふれている ので、走るにはストレスが溜まります。でも今は、葉桜に変わって、花見客よ りもバーベQをやる人がちらほら。快適なRUNが楽しめます。 途中、是政橋のたもとでフリーマーケットをのぞき、いつもの立川運動公園で昼 食です。今日は何を思ったのか「弁当」持参です。一口サイズのステーキとウインナー、 野菜の炒めたのと卵焼きです。デザートは旬は過ぎたか「だんご3兄弟(3つ のやつ)」。お茶を沸かしながらの、近年に無い至福のひとときです。

 お腹も満たされた所で、羽村取水堰まではあと少しです。立川を過ぎる と、サイクリング道路はいい雰囲気になって来ます。今までは都市部を流れる 川のイメージが強いのですが、ここからは少し人里離れた雰囲気です。対岸 が小高い里山のようになっている所も有って、あっちの方も走りたいな あ、とくすぐられます。途中福生の桜祭りは終わっていて、人影もまばら でした。

羽村取水堰 羽村取水堰は突然現れます。ゴーッと水が落ちる音が高くなるものの、堰 の姿は見えません。玉川兄弟の像を見ながら自転車を推して行くと、やっ と堰の全容が現れます。が、意外と小さい。始めてみた時は、こんなもの? と思ってしまいました(多分、堰=ダムのイメージが有ったからだと思いま す。)。 取水堰のしくみは、まず多摩川の水をせき止め取水口に取りいれ、玉川 上水に引き込みます。

羽村取水堰と同時に、過剰な水は多摩川に戻されて、東京湾へ と向かいます。ゴーッと言う音は、取水口から多摩川に戻される水が落ち る音です。 ここは土産物を売っているような観光地でも無く、地元の人にとっては 公園の一つに過ぎないいかもしれないですが、先人の残した偉大な遺物 を目にする時、感慨深い思いになります。

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○○ <<< 書人不知 (川崎・麻生) 1999/04/17(Sat) PM09:46:16 >>>


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