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ツーリングレポート 谷保・狭山自然公園自転車道
1999/05/10 Up

この文書は、PC-VAN SIG CYCLE倶楽部 にアップしたものと同じです。

場所:谷保・狭山自然公園自転車道
日時:1999/05/08 10:00〜15:30
距離:66Km
平均:18Km/h
バイク:MIYATA ALFREX


 サイクリングにはもってこいの季節です。暑くも無く寒くも無く、風がさわや かで、新緑は目に鮮やかです。こんな天気の時は、高原道路を走るのが気 持ちいいのですが、お金も無いので多摩湖に行くことにしました。多摩湖 ・狭山湖には数年前に辛い思いを味わっているので、その「リベンジ」です。

 お決まりの多摩川サイクリング道路は半月振りです。桜はすっかり葉桜と変わ り、彩りが「緑一色」です。その中で、ハルジオン(もしかしてヒメジョン)の可憐な 白い花が目を楽しませてくれます。多摩川の水量も心持ち多そうで、堰で は涼しげなしぶきを上げています。「春」というより、「夏」です。そう言え ば、5/6は立夏でした。暦の上では、まさしく「夏」なのです。この天気に会 わせて、今日のスタイルは半袖ポロシャツ、ショートパンツ、帽子代わりのバンダナ、サングラス 、とこちらも完全に「夏」モードです。

 日野橋でサイクリング道路と別れを告げて、立川市街へと入ります。市内を南 北に貫くこの道は、交通量の割に狭く慢性的な渋滞に悩まされてます。路 肩も荒れているので、しかたなく歩道を走ります。また、立川は西東京の 玄関口として開発目覚ましく、私が住んでいた頃と街並みが随分変わっ てしまってます。通学に利用していた頃の平屋の駅が懐かしく思われま す。それに加えモノレールの開通。まだ全線開通してはいないものの、立川駅北 口から上北台まで延びています。しかしこれのおかげで多摩湖方面に向 かう芋窪街道の車線が減ってこれまた走り難い。しかも西武線 玉川上水 駅で道が無くなっている。と思ったら地下道になってました。ここの踏み 切りは以前は開かずの踏み切りだったので、車にとっては便利でしょう が、自転車にとっては不便極まりないです。

 芋窪街道が青梅街道とぶつかる芋窪の交差点まで来ると、懐かしい風景 になって来ます。この交差点を右折したところのコンビニで昼食を購入し、 先のガソリンスタンドを多摩湖へ向かって左折します。全行程で唯一の、走りご たえのあまりない?坂です。しかしここまで20K近く走っている私にとっ て、右膝の痛みを伴う辛い登りとなりました。(ちょっと情けない(^^;

 坂を登りきった所に見える橋が今日の目的場所、保谷・狭山自然公園自転 車道の鹿島休憩所です。休憩所の看板によると、この自転車道は保谷新町 からまっすぐ約11K多摩湖まで延び、さらに約11Kで多摩湖を一周してい ます。湖畔を左回りで進めば、いつも左手に多摩湖を眺めていられるので 、左回りに進みます。が、しかし...ここはトトロの里で有名な狭山丘陵。 左手には雑木林越に出来たての西武ドームの屋根が一瞬見えたものの、す ぐに雑木林のなか、多摩湖はさっぱり見えません。しかし、雑木林の中を 走るのは気持ちが良い。ちょっと臭いような匂いの中をペダリングしてい ると、体の中の毒素が抜けて行くようです。

 しばらく走ると、保谷新町と多摩湖の堰堤の分岐にかかります。ここは左 折して堰堤を渡ります。堰の左は手前に取水搭、回りを鬱蒼と繁る林に囲 まれた多摩湖、その林の向こうにドーム球場のシルバーに輝く丸い屋根。切り 取りたい風景です。反対の堰の右側も素晴らしい。堰の下に広がる狭山公 園。その向こうには林の緑が続きトトロの里にふさわし風景です。 堰堤を渡った所で昼食をとります。いつもは途中では飲まないビールを、一 気にあおります。あぁ、爽快!!!

 1時間ほどの休憩の後、残り半周します。ここでやっと「左手に湖」となり ます。がそれも束の間、すぐ林で遮られてしまいました。代わりに現れる のが、西武ドーム。ここのドームは、野球中継の時に気付くかもしれませんが、 元の球場に「屋根」を乗せた形をしていて、密閉型では有りません。いずれ にしろ、これで夏のコンサートで雨に泣かされる(良い思い出だけど)心配が無 くなったのは、嬉しい、はたまた、残念?

 ドームも過ぎると、何回も繰り返されるアップダウンに多少うんざりしてきま す。「快適」からシフトチェンジを繰り返す「苦痛」が頭を持ち上げて来ます。少々 疲れたかも。 うんざりがピークに達しようとする時、スタート地点の鹿島休憩所に到着しま した。しばし休憩の後、自転車道と別れを告げ芋窪街道、多摩川サイクリング道 路といつものように戻りました、多少膝に痛みを感じながら...



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