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ウォーキング 根津神社・東京大学

根津神社 つつじまつりのポスターの写真日時:1999年5月5日
    11時〜15時
場所:東京 根津神社・東京大学
歩数:約20,000歩



 前日の天気予報では5/4〜5/5にかけては「メイストーム」になるかもしれないと言っていたのに、いざ5/4の夜が明けてみると全くの快晴でした。そこで、かねてより通勤途中のポスターで目にしていた「根津神社 つつじまつり」に出かけてみる事にしました。

 5/5は生憎と仕事でしたが、午前中に片付けて昼前に出かけました。天気予報とは裏腹に風はやや強かったものの文字通りの五月晴れで、絶好のウォーキング日和です。

 地下鉄「千代田線」の根津駅で下車します。根津近辺は明治・大正の文豪が多く住んでいた土地柄のためか、結構お年を召した人が多く下車します。多分同じ思いの人が多いでしょう。根津駅を下車し駅前の通りを左折します。私が住んでいる所のそれとはずいぶん違います。

鯉のぼりが泳いでいる写真 案内板に従って左折するとすぐに根津神社の鳥居が見えます。あたりは木立ちに覆われ五月晴れの日差しがこぼれてきます。生憎とお目当てのつつじは時機が遅かったらしく、すっかり花を落としてしまっていました。聞くところによると、ここには3000本ものつつじが植えられているそうで、花の時期には燃えるような花の絨毯を見せてくれると言うことです。

 境内では和太鼓の演奏(と言うかどうか?)や民謡の披露があり、出店も出ています。昼がまだだったので匂いに釣られて「ジャンボお好み焼き」を買ったのは良いのですが、ころもばかりで具が無く腹にもたれて仕方ありませんでした。またこの時期(子供の日)らしく、鯉のぼりが強い風にあおられて泳いでいました。ちゃんとした鯉のぼりを見たのは、何年振りでしょうか。

 根津神社の路地を抜けていくと、谷中の隠れた名所?お化け階段なるものが現れました。なんでも、上りと下りで段数が違うとか。子供達が段数を数えながら上り下りしています。のどかな風景です。上野周辺は坂が多く、坂を上り詰めて振り向くと意外な風景に出会うことがよくあります。時代小説や落語などで「上野の山」と言う言葉をよく耳にしますが、坂を上り詰めた後で振り向くと、その当時のことに思いが巡ります。

銀杏並木から安田講堂を見た写真弥生坂を渡って、東京大学の構内に進みます。大学の構内は開放していないところが多いのですが、このキャンバスは出入り自由です。構内にバスの停留所まであり、手軽な憩いの場所です。安田講堂はテレビで昭和史の特集や20世紀の出来事の特集をやるときに、必ずと言って良いほど出てくる建物です。いまはそんなことがあったなんて信じられないくらいにひっそりと、しかも堂々と建っています。壁が崩れたりしているのは、あのときの名残か、はたまた風化のせい?

銀杏並木から振り返った振り返った安田講堂に別れを告げて、短い散歩は終わりました。


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