冷凍うどん

知らないものがいないくらいスーパーなどで数多く出回っている商品。数年前までは1袋5個入りが主流でしたが近年数多くの冷凍食品会社やうどん店、又出汁や具(天ぷら・きつね)付、しっぽく・カレー・鍋などバリエーションも豊富になりました。手軽でいいけど、細いしなかなかほぐれない、物足りないと言うかなんか違う気がするんです。ならば自宅でも出来ないものかと研究することにしてみました。

冷凍うどんと言っても2つのタイプに分かれます。
 
1、冷凍茹でうどん ・・・冷凍食品の定番!誰もが1度は食べたことある?加ト吉、ニッスイ、日清など。
 
2、冷凍生うどん   ・・・最近のブームによってか、某通販なんかで最近よく見かける。

原材料を見てみると「小麦粉・食塩・でん粉」と書いてあります。一部の商品に着色料・保存料・蛋白他。でん粉とは主にタピオカでん粉のことで、冷凍うどんには相当の澱粉が入ってると某製粉メーカーさんに教えてもらったことがありますがそれが何割なのかは秘密でした。結果、冷凍うどんは普通のうどんに比べ透明感が出るとの言うことでした。小麦粉だけでモチモチとした食感を再現することが難しく、タピオカを配合するようになったことで冷凍茹でうどんは人気商品なったらしいです。


タピオカでん粉とは?
 キャッサバという芋のでんぷん。熱帯地方原産で、輸入はタイ産が主である。用途は多く、麺・パン・菓子など幅広く使用されている。

■特徴、利点
   高粘度・保水性・粘着性にすぐれ、耐酸・耐熱性・冷凍解凍耐性が高い。
■効用、作用
   粉っぽさが少ないく、食感がソフトである。湯戻し時間の短縮でき安価。




冷凍茹でうどんを作れ

冷凍茹でうどんの作成ポイント!
それは、「いかに短時間で冷凍できるか」です。しかし諸問題があります。1つは冷蔵庫の能力、庫内の空き具合による冷気の循環、作成する量などです。開閉や多量に投入による庫内の温度上昇を最低限防がなくてはならないと考えます。結果、1回の製作量は5個以下がおすすめです。
事前準備
       @匂い取り。(麺が冷凍中に庫内の匂いを吸着し臭くなります、数日前からキムコなどで消臭しましょう)
       A庫内を整理しスペースを作る。(効率よく冷気を行き渡らせる為)                 
       B冷凍庫は強冷にしておく。(半日前には調整しておきましょう)                        
       容器ビニール袋の購入(容器=13−19ぐらい)                              
 
@通常の茹で時間よりかなり早く揚げ、すばやく表面の滑りを洗う。
A氷水などできるだけ冷たい水を使い麺を冷やす。
B麺同士が密着しないようすばやく1人前づつ容器に分ける。(@200g)
Cすばやく冷凍庫に入れる。
D6時間は開け閉めせず待つ。
F容器から取り出し1個づつラップで包装し、ビニール袋などで密封する。
調理方法
市販品同様沸騰した湯の中に投入。30秒もすればほぐれますので、温がよければ引き上げる。冷がよければプラス数10秒して冷水で冷やしてください。
※麺の太さも関係するが茹で時の麺のほぐれやすさ、腰等満足できると思います!数回は以下のような失敗も。
失敗例  
■箸で麺を持ち上げると切れる。■ブヨブヨして腰がない。←温で食べた時に起こります。
   
対策@茹で時間・・・茹で上げ後、当然冷凍中も麺は延びは進行しますので茹で時間の調整。
      A庫内の状況と冷蔵庫の能力。












冷凍生うどんを作れ

@麺を打ち切る。
A2〜3人前づつ分ける。(1人前=120〜125グラム)
B容器に分ける。
C冷凍する。
D6時間は開け閉めせず待ちましょう。
E容器から取り出し1個づつラップで包装し、ビニール袋などで密封する。
調理方法  湯でろ!を参照
沸騰した湯の中に投入。少しすればほぐれますので、鍋底にひっつかないようにする。後の手順は一緒。