病院だより

予防医療

ワクチン

感染症は発症すると治療が困難で重症化しやすい、命にかかわる危険な病気です。大切なワンちゃんネコちゃん達のためにも、ワクチンでできる予防を欠かさずしましょう。
生後2か月ぐらいくらいから2・3回程摂取します。しかし、ワクチンによる免疫は一生続くものではありません、定期的なワクチンの接種が肝心となります。

ワクチン接種後の注意

  • すぐに帰宅する場合は、なるべく安静状態で帰宅させ、帰宅後も当日は外出させず、家の中でよく観察してください。顔が腫れたり元気なくたりするなどの異常が認められた場合には直ちに診察を受けてください。
  • 2-3日間は、過激な運動、交配、入浴又はシャン追う―などでストレスを与えることは避け、快適な環境においてください。
  • 十分な免疫力が得られるまでは少しの時間がかかるので、安心は禁物です。数週間は、他の猫との接触を避けてください。

フィラリア予防

フィラリア症は、寄生虫が心臓・肺動脈に規制することで起こる病気です寄生すると様々な循環器障害を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
フィラリアの予防薬は、ワクチンの接種と違い、感染を阻止するものではなく、体内にいる幼虫を1ヵ月に1回の投薬で駆除するものです。心臓や肺動脈に寄生する前に薬で駆除することが大切です

※フィラリアの予防薬で重要なのは、必ず毎月1回予防薬で定期的に駆除することです。基本的には、5-11月の間は、継続的に行う必要がありますが、地域によって寄生虫の活動期間は異なるので、確認必要です。
※予防薬の前に検査を受けることが必要です。獣医師に一度ご相談ください。

狂犬病【犬のみ】

狂犬病は、攻撃的になるもしくは、麻痺症状が起こった後、やがて死にに至ります。噛まれると犬だけではなく人にも感染の恐れがある病気です。

狂犬病の予防注射は、法律により義務付けられています。

  • 生後91日以上になったら飼い犬登録をして狂犬病の予防注射を済ませてください。
  • 毎年1回の予防注射をしてください。
  • 海外に連れていく場合は、生後91以内で1回注射した後、30日以上1年以内の間隔を置いて2回目の注射をすることを推薦します。

※狂犬病の予防注射もワクチン接種後と同様に注意を行ってください。