マナー

メールの特性総まとめ ('01.5.20)

メールは気軽に出せてしまう。
→手紙や直接あって言うことができないようなことでも、割と平気で書けてしまう。恥ずかしくて言えないことでも怖くて言えないことでも……。
 つい失礼なことを書いてしまうこともある。 
自分を隠す匿名性がある。
→無責任になってしまいがち。暴言・中傷などなんでも書いてしまう人もいる。
相手が見えない。
→相手を実際以上に美化してしまう。または、逆に相手に対する思いやりがわかず横柄になる。
相手が匿名(ハンドル)を使う。
→相手が無責任になったり、自分が詐欺・犯罪に巻き込まれる可能性がある。
 ハンドルしか使わない人を必要以上に信用してはいけない。本名を名乗っても、それが本当に本名である保証もないが……。
人格が変わる。
→普段の自分とちょっと違う自分になってしまう。
 いい人になる場合も悪い人にもなる場合もある。演技である場合も、ごく自然にそうなってしまう場合もある。
 相手も人格が変わっているので、実際に会うとギャップがあることがある。メールで楽しく優しい相手が本当に優しいいい人であるかどうかは疑問。
メールのやりとりを繰り返していると相手に親しみを感じてしまう。
→メールでは相手は都合のいいところしか見せないので、相手に親しみが湧きやすいことがある。現実の相手をしらないのにメールで相手を知ったつもりになるのは大変危険。
 匿名の相手を信用するなら、自分の財産や生命に関わる大きなリスクを背負う覚悟が必要。
関連ページ
いつでも気軽に出せるのでついたくさん出してしまう。
→受け取った方がそのたびに返事を出す負担が生じたり、返事を出さなくなることで関係が気まずくなることがある。
メールの中身は信用できない。
→メールが本当に差出人本人のものかも、その中に書かれていることが正しいかも誰も保証してくれない。
 情報は気軽に転送されてしまうので、知り合いからの情報も信頼性が低い。
 鵜呑みにしたり、すぐに信用したりするのは考え物。特にうまい話、「安心」「無料」「成功率100%」なんていうあやしげなお誘いメールは無視すること。
ウィルスが流れてくる。
→自分のマシンやデータがウイルスで破壊される。一度感染してしまうと、知らないうちにウィルスを知り合いに送りつけてしまったりする。
 ワクチンソフト(ウィルスチェックソフト)で自衛しないと、自分の信用も失うことになる。
関連ページ
 
電子メールは、私達の現実世界からは若干遊離したコミュニケーション手段です。
上に書いたようなことを心に留めて、冷めた目でメールを扱うことをオススメします。
 

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