お久しぶりですで、ちょっくら新政権とマスコミのお話。そーいうの嫌いな方はここで引き返すと吉です。
政権交代が実現して民主党中心の連立政権が誕生したワケですが。
まだ民主党が野党だった頃、「政府会見を
記者クラブ以外のメディアにも開放する」との約束をしていたそうです。マニフェストに入れるまでもない、記者の方との当然の約束だったそうな。
で、実際に政権を取って鳩山首相の初の記者会見ではどうだったかというと。
非記者クラブメディアを排除した鳩山首相初会見への落胆……という結果だったそうで。
記者クラブの解放に関しては私も賛成ではあるけれど、それより何より上の記事で気になったのが
「（今回記者会見を締め出された）神保は、民主党の本『民主党が約束する９９の政策で日本はどう変わるか？』（ダイヤモンド社）を出版し、民主党の相対的な健全さを世に広めてきた「功労者」のひとりだ。」
「西松建設事件が明らかになった際、新聞、テレビなどの記者クラブメディアは、検察当局の情報にのみ拠って、小沢一郎とその公設秘書を「極悪犯」のごとく報じ続けた。
そうした流れが変わったのは他でもない、民主党が開放し続けた記者会見、そこに参加していたフリーや雑誌の記者たちの報道によってである。
一部の非記者クラブメディアのジャーナリストたちは、独自の取材と見解で、小沢よりもむしろ、検察当局の方にこそ疑義があるのはないか、とキャンペーンを張り続けたのだ。
とりわけ、「週刊朝日」を筆頭とする週刊誌メディアは、検察の恣意的な捜査を問題視し、批判を続けた。
その結果、小沢一郎への風当たりは確かに弱まったのである。」こーいう事を書かれると、なーんか政権交代に協力したんだから約束守れよって言っているように聞こえてあれー？って思っちゃったですよ。
小沢さんの献金問題にしても、本当に検察当局に疑惑があったのだろうか、記者クラブ解放を明言していた民主党政権を誕生させたくて、結果的に小沢さんを庇う形になったのではないだろうかと疑ってしまいます。大体、鳩山首相自らが
国策捜査発言を事実上撤回していますしね。
宮台真二さんあたりは
御自分のブログで
「もうすでに、あなたがたの味方であり得たはずの人たちが、急速に冷めはじめていますが、やがてこの人たちが強大な敵になっていくでしょう。隣国のノ・ムヒョン元大統領に起ったことが、鳩山首相にも起こるかもしれません。」とまで書いていました。
でもこれって、週刊朝日の編集長が書かれた
「新聞が書かない民主党の「公約破り」」内の
「記者クラブを形成する既得権メディアが経営幹部から一線記者まで動員して、さまざまなルートで民主党の各層に働きかけを行っていた。鳩山由紀夫代表に直接、電話を入れた大手新聞社の首脳がいれば、秘書や側近議員の籠絡を担当した記者もいたという。
そのときの共通する殺し文句が、「新聞、テレビなどのメディアを敵に回すと政権が長く持ちませんよ」というものだったという。政権発足前からさかんに行われていた「小沢支配」「二重権力構造」批判といった実体を伴わないネガティブキャンペーンも、実はこの延長線上にあったのではないか、とわたしは疑っている。」記者クラブの方が既得権を保持せんがための思惑と、今回約束されたのに締め出されたジャーナリストの方々の考え方に変わりがないような？
建設的な批判なら共感出来るのですが、仮にもジャーナリストの方々が、振られた男の愚痴みたいな文章を相次いで発表されると、共感する気になれないっつーか、本気で口約束を信じていたのか純粋だなーと失笑せざるおえないっつーかー。
記者クラブを解放しないなら敵になるとか変だと思わないかなあ？
記者クラブに所属する大手マスコミも今回締め出されたフリーのジャーナリストの方々も、どちらも信用するにはちょいとアレでソレだとの思いがますます強くなったのでした。
そして民主党御用記者な上杉隆さんの恨み節をいい気味だと思っちゃった私を許してねｗ