Management Representative(管理責任者)
★あるISO事務局の独り言
・管理責任者が、何も判っていなくて・・・
・どうしてこんなに、うちの管理責任者はウマ(馬)さんなの?・・・
・こんな管理責任者を指名したうちの経営者もきっとウマ(馬)さんなの?・・・
・部門間の利害関係調整に、こんなに苦労しているのに、誰が判ってくれるの?・・・
・経営者は何にもしてくれないのに、何でもかんでも、事務局・事務局、・・・
・・・・
・なんで、審査当日になると、うちの管理責任者は出張したがるのかな?・・・
・なんで、うちの管理責任者は、審査員の質問に、しどろもどろのになるの?・・・
・あれだけ、事前に、審査対応マニュアルを準備してたのに、理解してないの?・・・
・・・・
★あるISO管理責任者の独り言
・最高経営者が、何も判ってくれなくて・・・
・どうしてこんなに、うちの経営者はシカ(鹿)さんなの?・・・
・経営者の責任って、何のことやら、うちのシカ(鹿)さん判っているの?・・・
・経営者が、トップダウンでやらくっちゃ、何にも進まないのに・・・
・責任ばかり押し付けて、なんで私を、管理責任者なんかにしたの?・・・
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・なんで、審査の当日になると、うちの経営者は出張することになるの?・・・
・なんで、うちの経営者は、審査員の質問にたいして、あんなに汗びっしょりになるの?・・・
・あれだけ、事前に、審査対応マニュアルを準備してたのに、余計なことばかりしゃべるの?・・・
・・・・
★ある最高経営者の独り言
・ライバルが認証取得。負けるな・早くしろ、と意思決定したのに、まだなのか?・・・
・認証取得を指示したが、何をしているのか、投資効果がさっぱりわからん?・・・
・管理責任者を決めたが、人物金と文書ばかりが増えて、負担が増加し成果は何だ?・・・
・予備審査?、登録審査?、定期審査?、そんなもの事務局で対応やっておけ・・・
・認証取得でうちのクレーム・不良は減るのか?、実績はどうなっているのか?・・・
・・・・
・審査?、おれは忙しい、判りやすく審査対応・Q&Aにまとめておけ、・・・
・審査?、おれは経営トップ・忙しい、出張で不在だ、適当にやっておけ、・・・
・審査?、不適合?、不適合なんかないように、やっておけ、おれの恥になる・・・
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★気分転換
・ ・・・ 気分転換に(ISOで、経験したことばかり???) ・・・
・ <<< ISO、ムダムラムリに文書を作り >>>
・ <<< 承認印を、確認するのが、審査です >>>
・ <<< 不適合とは、サンプリングの運次第 >>>
・ <<< 責任は部下、成果は上司で認証取得 >>>
Management Representative(管理責任者)
管理責任者の審査心得
★「ISO/品質/環境/安全」の認証取得・維持更新にあたって「管理責任者」は、
01)「組織内外の経験者との<ISO情報ルートの開発と交流>を行い」
02)「マネジメントシステムの構築は<ISO規格の写経>から出発し」
03)「管理責任者が、<最高経営者のマネジメントを代行する>と解釈し」
04)「管理責任者が、<全責任をもって、システムを構築(文書化)し>」
05)「システムの運用とは、<最高経営者を動かす>こと、と達観して推進し」
06)「ISO認証取得に対して、<最高経営者に過大な期待を抱かせず>」
07)「<第三者認証(予備/登録/定期審査)とは、あくまでシステムの審査>と考え」
08)「<不適合の指摘を恐れず「是正すれば可、要は受け止め方の問題」>と割り切り」
09)「<第三者監査対応は、「すべて管理責任者が率先垂範・とり仕切る」>で対応し」
10)「<審査員と対等に折衝できる実力ある管理責任者>を目指し自ら勉強する」
★「そんな「Management Representative(管理責任者)」が、事務局は欲しい」
★「そんな「Management Representative(管理責任者)」は、経営者も欲しい」
★「そんな「Management Representative(管理責任者)」に、私はなりたい」
・審査員は「先生・審査官では、ありません」、と事前に受審側の組織メンバーに教育しましょう。
・審査員の紹介にあたって「審査員の○○さん」と受審側の組織メンバーに紹介しましょう。
・審査員を間違っても、「○○先生」とか「○○審査官」と絶対に言わないようにしましょう。
・受審側は、審査員に「ご指導願います」とは、絶対に発言しないようにしましょう。
・大企業経験のある審査員ほど、「俺は先生なのだ」と拡大解釈しやすい傾向がありますので注意しましょう。
・審査員はあくまでシステムの審査をする人であって、「先生」ではないのだ、と受審側は認識しましょう。
・オープニングミーテイングの前に、審査員の資格が有効なのか、資格証明の登録証カードを確認しましょう。
・だって、審査を行う場合、必ず携行し、受審側の請求にたいして提示する義務があるのですから・・・
・登録証カード不携帯による資格証明がない審査員による審査なんて、受審側としては拒否しましょう。
・審査員の質問に対して、に聞かれたことだけに答えましょう。余計な資料(文書・データ・記録)は見せないようにしましょう。
・審査員の質問に対して、質問内容を復唱するのも、余計なことをしゃべらないようにする方法です。
・審査員の質問が判らない時は、遠慮することなく「おっしゃることが理解できないのですが?」と、質問の意図することを確認しましょう。
・審査員の独り言みたいな質問には、聞こえないふりして、聞き流し、受け答えしないように、しましょう。
・だって、審査員って、それなりの口頭表現力・文章表現力の力量があること、が資格要件になっているのですから・・・
・枝葉末節のどうでもよい質問に対して、「国際規格のどの項目の確認なのですか?」と聞きましょう。
・審査員の私見ととれる質問に対しても、「国際規格のどの項目の確認なのですか?」と聞きましょう。
・審査員が高圧的な言葉・態度で受審側を見下すような場合、その内容を、ガイドに記録させましょう。
・だって、審査員の所属組織・第三者認証機関に、記録をもとに、資質に問題がある審査員として、クレーム告発できるのですから・・・
・審査員が「不適合です」と言ったその場で、「国際規格のどの項目の不適合なのですか?」と確認するようにしましょう。
・受審側が「国際規格に適合しており、不適合ではない」と判断した時は、信念をもって正々堂々と審査員と論争しましょう。
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・予備審査で何をしたいのか?、受審側の立場で目的・目標を明確にして臨みましょう。
・最初に、マニュアル(QMS,EMS)内容にメジャーとなる問題がないか、審査員にチェックさせましょう。
・予備審査なのですから、審査員に教えてもらうというスタンスで臨むのが、得策でいいでしょう。
・受審側がお金を支払うユーザーなのですから、審査員を徹底して時間の許す限り利用しましょう。
・現場の模擬審査も審査員に実施させ、受審側の現場責任者・担当者に審査の模擬体験をさせましょう。
・不適合の指摘をおそれず、むしろ多くの不適合を歓迎しましょう。
・だって、登録審査に、間に合わせて、是正しておけば、いいいのですから、・・・
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・登録審査では、第三者認証機関による認証取得を唯一の目的・目標に、臨みましょう。
・そのためには、メジャーな不適合がでないように、の審査対応に徹しましょう。
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・定期審査で何をしたいのか?、受審側の目的・目標を事前に検討し、テーマを持って臨みましょう。
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例によって、審査で経験したお話です。
Q:運送業者への購買文書(注文書)に所属組織の責任者が承認しているか?
Q:例えば、宅急便を利用した場合、責任者が承認した購買文書としての証拠は?
Q:厳密に、購買文書として、責任者が承認するよう取り扱う必要がないのか?
<いいのがれ?>
A:当組織の一員として認められた従業員(担当)が宅急便伝票に記入しています。
A:当組織として、従業員(担当)に権限を与えています。
A:もちろん、従業員(担当)の実行行為の責任は上司が持っています。
A:このように解釈理解して当組織は運営しており、問題も発生してません。
A:過去、審査員から、一度もそんな指摘は、ありませんでしたが・・・?
Q:・・・
・ある購入資材の不合格判定品の是正処置の記録の効果の確認欄が未記入なのを発見し。
Q:効果の確認が未記入なのは不適合じゃないのかな?
A:確かにできていませんね。
A:これは、仕入先と特別に品質課題として、今から取り組むようにしています。
Q:その証拠を見せてください。
A:資材部門が電話で要求したとのことです。
Q:何か証拠となる紙(文書)がないのですか?
A:資材の責任者を呼びます。本人に答えさせます。
A:当組織の責任者が責任をもって、口頭でお答えしていること、が証拠です。
A:現在進行中であり、仕入先に是正計画立案をさせているところです。
A:必要でしたら、仕入先から審査員”殿”に直接電話させましょうか?・・・
Q:・・・
・製造工程の現場で、温度計の管理状態の確認において、
Q:管理対象の温度計において日常点検をして、計測器を使用しているのかが不明確ですね?
A:現場には、日常点検指図書があります。
A:これには、例えば、棒状温度計であれば、読めることをチェックすること、としてます。
Q:なるほど、読めることをチェックした証拠の記録がないことを指摘しているのですが?
A:ここに工程の作業開始条件チェック表があります。
A:85度とオペレータにより記録されていますね。
A:従業員が温度計が読めたから、この85度と記録ができ、作業が開始できたのです。
Q:従業員が、適当に85度と記入しないために日常点検の記録が必要では?
A:経営資源として認められたオペレータであり、適当に記入なんてしません。
A:当組織の解釈として、温度計の日常点検の記録はこれで十分と判断しています。
A:わざわざ、日常点検だけの新たな品質記録が必要だとは、思いませんが・・・
A:当組織の解釈で、なにか問題があるのでしょうか?
Q:・・・
★「ISO/品質/環境/安全」に関連する情報、審査関係の情報交流には、「場の提供者/木村忠道さん」が運営・主催する、 いそいそフォーラムのMLを活用しています。
★愛想人(ISO/Jin)あいそうじんは、ISO審査(品質/環境/安全)の実務体験で、「経験したお話」を主に参加しています。
★<・・・経験することで仕事の実力が向上します・・・>
★<・・・勉強することで将来の可能性が拓けます・・・>