<その1>
世界の名車,”スーパーカブ”です.でも”C50(AT)”というのは,実在しません.
それは...
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←もとは,1978年に購入したC50です.家族の者が5〜6年使用していたのですが,まったく手入れをしなかったので調子が悪くなりほっておかれました.それを10年(!)程前から,少しずついじっていますが,まだ完成していません(^_^;). 御覧のように,モディファイの方向は”ハンターカブ”です.大きな変更箇所は,フロント周りとエンジンです.また判りにくいかもしれませんが,マフラーは1978年以前のカブのもので,いわゆる”モナカ”タイプをつけています.オリジナルは現在と同様な円筒の継ぎ目なしタイプです.丁度,この時期に「騒音対策」,「振動低減」ということでいくつかのマイナーチェンジが行われたと記憶しています.しかし,ハンターカブのチャームポイントは”アップマフラー”ですので,近い内に変更したいと思っています. |
→エンジンです.もとのエンジンは無手入れで使用していたので,すっかりパワーが無くなってしまいました.シリンダーを覗いてみますと深いキズが何本も入っていました.どうしようか思案している内に,面白いエンジンを手にれましたので,これに取り替えてみました. 一件普通のカブエンジンのようですがちょっと違います.右クランクケースカバーに”AT”とありますように,”3速オートマチック”エンジンです.もとはシャリイCF50ATに付いていたものです.オートマチックミッションというのも面白いですし,CDI点火になっていますし,なにより新しい(とはいえ1983年ぐらい)のでこちらに取り替えてみました. というわけで,これをC50(AT)と勝手に名付けました. エンジンはもちろんボルオトンでつきます.CDI点火(カブ本体の方はまだポイント式のものです)ですのでメインハーネスも交換しました.問題はキャブレターです.カブではキャブレターはエンジン前方に取り付けますが,シャリイでは後ろ向きになります.写真のようにぎりぎり収まりますが,エアクリーナーをつける余裕が全くありません.シャリイのマニホールドは高さが低く,前向きにするとシリンダヘッドと干渉します.キャブ全体を交換する手もありますが,オートマチックついでにキャブレターも”オートチョーク”タイプにしておきたいので,現在のマニホールドをちょっといじることにします. |
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←それからフロント周りです.オリジナルのボトムリンク式からテレスコピック式のものに交換しました.ここではXE75のフロントをほぼ丸ごと移植しています.ただ,カブのステアリングポストは結構長いので,そのままでは取り付けられません.私の場合は,XEのステアリングロアブラケット(三つ又)のシャフトをカブのものと交換しました.ステアリングシャフトを切って延ばすというのもあるかもしれませんが,シャフト交換の方が簡単だと思います. |