●●● 小笠原諸島嗚呼モバイル旅日記

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【1997ねん10がつ30にち 木ようび】

あさ、にづくりをしながら、もってきていた「こうきょうこうじ」についてのほんをよみました。そのほんによれば、おがさわらではせいさんがくの43ぱーせんとがけんせつぎょうによるものだそうです。

ぼくのやどにも、こうじの、気のいいにいさんたちがとまっていました。

さかいうらのうえでやっていた、すでに2しゃせんのどうろがあるのにかーぶのうちがわにはしをかけるこうじなどは、なんのためのこうじだろう?とふしぎでしたが、

にいさんたちがいっしょけんめいつくっているものを、まいにちあそんでばかりいるぼくがとやかくいうことはとてもできないなあともおもいました。


ゆうびんきょくでにもつをおくって、ふなでの2じまではじかんがあるので、どこかでおよごうとおもいました。しゅのーけるにめざめたぼくは、まえにだいびんぐをおそわった「みやのうら」までいき、もぐってみました。「かいちゅうこうえん」ほどではありませんが、さんごしょうのなかを、いろとりどりのさかながおよいでいます。70せんちくらいのさめもいました(たぶん、「ねむりざめ」)。


とうとう、ふなでのじかんになってしまいました。

「じかんのながれかたがおそい」とまえにおもいましたが、ぎゃくで、きがつくと1じかん、1にちがあっというまにすぎており、いつのまにか2しゅうかんたってしまっていました。

みおくりはにぎやかです。きしには、100にんいじょうのひとがいます。くるーざーが5だいほどで、みなとのそとまでみおくりにおいかけてきて、てをふったりしてくれます。「あっぱれ」とか思いました。


いつかわからないけど、また、きたいなあ。

さようなら父じま。

さあこれから25じかんのふなたびです。ひろいひろいたいへいようを、ふねはずんずんすすみます。

これにて

ご愛読ありがとうございました。




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