キャリパ交換&整備いろいろ

(2005/08/06)

今日は前回OHしたフロント右キャリパの交換と
昨日の転倒ダメージの修復などなどです。


まずはフロント右キャリパの交換か ら。

レーシングスタンドで直立させて
元のキャリパの固定ボルト2本と
ブレーキラインのユニオンボルトを
少し緩めておきます。

ANDFユニットを外してから
キャリパの固定ボルトを外し、
キャリパをフックでウインカーに吊ります。

この状態でブレーキパッド一式を外して
新しいキャリパに組み込んでから
新しいキャリパを取り付けます。

新旧キャリパの下にオイル受け皿を置いてから
元のキャリパのユニオンボルトを外して
新しいキャリパに取り付けます。
この時にフルードが漏れてくるので
手早く取り付けます。

固定ボルトとユニオンボルトを
きちんと締め付けてからエア抜きにかかります。

エア抜きが出来るようにサイドスタンドを立てて
ハンドルを左に切った状態で
リザーバタンクの蓋を外そうとすると、
フロントスクリーンが邪魔で
ドライバーが使えない状態でした。
元からフロントスクリーンは外す予定だったので
サクサク外して蓋も外します。

フルードの量は半分くらいでした。
のぞき窓からは見えていなかったハズなので
ユニオンボルトを付け替えた時に
漏れたのでしょう。

フルードを補充してからエア抜きするべく
ブレーキレバーを数回握ると
右ANDFユニットのブリードスクリューからフルードが飛び出しました。
メガネレンチをあててみた時に緩めたのを忘れてました。
でも、飛び出すほどの勢いで流れているとは。

ブリードスクリューを締め直してから
再度ブレーキレバーをにぎにぎすると
あっさりと手応えが出てきました。
エア抜きすべくチューブを付けてから
ブリードスクリューを緩めると
フルードと空気の泡が出てきました。

右キャリパ→右ANDF→左キャリパ→左ANDFの順に
エア抜きを進めるとうまく抜けました。

でも、ブリードスクリュー周囲だけでなく
キャリパからフォーク・ホイールにまで
フルードが垂れてしまったので
まだまだ要領が悪いのでしょう。

エアが出なくなってからも
ブレーキレバーに剛性感が足りないので
ゴムひもでブレーキレバーを固定しておきます。

とにかく、エア抜きが完了したので一安心です。

ブリーダーキャップが付いていなかった所に
先日入手したホンダのキャップを取り付けて
ブレーキ周りは終了です。


次はアンダーカウルを外してオーリンズの
リザーバータンクの取付け位置
少し右に寄せました。

元の位置でも問題は無いのですが、
左側に調整ネジがあるので
右に寄せた方が調整しやすいのです。

でも、まだ調整したことは無いです。
というよりは、まだまだ調整する域に達していないです。


外したアンダーカウルを見 ると
転倒時にあふれたと思われるオイルが
べっとりと着いていました。

ブレーキクリーナーを大量に吹きかけて
しっかりと落とします。


続いて左ミラーのステーの修正で す。

スクリーンは外れているので楽ちんです。
モンキーレンチでステーを加えて向きを修正します。
割れたカウルも向きを戻しておきます。
取れたわけではないので
はめておけば大丈夫でしょう。
だいたい修正できたらミラーを取り付けて確認です。

今回は一発で良い角度に決まりました。
左右とも同じ位の視野になったと思います。


ドライブスプロケット辺りからの
オイル漏れの痕跡はありましたが、
漏れ続けているわけでは無いので
キレイに拭き取って様子を見ることにします。


シフトペダルが少し内側に 曲がったようなのですが、
この曲がり具合がなかなか良くて
シフトチェンジ時に足が引っかからないので
乗りやすくなった気がします。
どこかに干渉しているわけではないので
このまま使うことにします。


エンジンオイルは買い置き の
カストロール2TSを500cc補充しました。
これで10,500kmまでは
ランプが点くことは無い(はず)ですね。


一通りの作業が終わったら
フロント周りにバケツで水をかけて
フルードを洗い流しました。

ホースでかけられれば良いのですが
マンションの駐車場ではそれは無理なので
バケツ2個に水を汲んで行って
ジャバジャバかけて流しました。

その後は本当はひとっ走りしてくるのが良いのですが、
昨日ヘルメットを洗ってしまったので走れないために
エアーダスターで水分を飛ばしておきました。
特にキャリパピストン周りは念入りに。


全部で4時間ほどかかりま したが
気になっていたところは一通りいじれたので
一安心ですね。

あとはフロントスクリーンの取付けボルトを
買ってくれば完璧(?)です。