12ヶ月メンテ

(2009/04/18)

エンジンOH&車検からそろそろ1年経つので
基本部分のメンテナンスをしてきました。

今日の作業予定は以下の通りです。
1.
ステダン取付補強
2. エアクリーナー清掃
3. プラグ交換
4. ミッションオイル交換
5. ブレーキキャリパ清掃
6. ブレーキ液交換
6. クラッチワイヤー給油
7. 左右レバーグリスアップ
8. チェーン清掃・注油


最初はリヤブレーキキャリパの清掃から。

このキャリパはRZV購入時に付いていたキャリパが
ドロドロのサビサビに汚れていたので
中古で購入して分解清掃して使っています。
ブレーキピストンに少し汚れ(サビ?)が付いていますが
動作もスムーズで問題なく使えてます。

今日もピストンの汚れを拭き取ってから
ピストンにシリコングリスを塗布して
左右ピストンを交互に押し込んで
何度か揉み出しをしてやりました。

揉み出し前もきちんと動くのですが、
揉み出し後はさらにスムーズになった気がします。

気のせいかもしれませんが、
こういう気分も大切ですよね。


次はフロントブレーキキャリパの清掃です。

左のキャリパとANDFを外して作業開始。
ピストンを清掃してから揉み出します。
こちらも揉み出すとさらにスムーズになりました。

キャリパを取り付けてからANDFを取付けたのですが
ここで問題が発生しました。
内側の取付ネジ山が無くなってきており、
長さがちょうどの純正ボルトでは留まらなくなってました。

以前、ACTさんで指摘された問題
こう言うことだったのでした。

指摘された時以来、純正ボルトではなく
長い目の汎用ボルトで留めていたので、
ネジ山が残っている先端部で留まっていたようです。

フロントフォークは予備があるので、
フォークオイルを交換するときに
ANDFユニットを交換してしまいましょう。

右のキャリパは問題なく清掃完了しました。


清掃中にブレーキの感触を確認していたのですが
問題無さそうなので、
今回はブレーキ液の交換は見送りました。


次はエアクリーナーの清掃です。

ガソリンタンクを持ち上げて、
エアクリボックスを外せばエアクリーナーが見えます。
エアクリーナーを外してポリ袋に入れて、
2ストオイルをたっぷりかけてから
ポリ袋内でもみ洗いすれば汚れが落ちます。

それほど距離を乗っていないのに、
オイルは結構汚れます。

2回もみ洗いしてからしっかり絞れば完了です。
エアクリボックスに付けておきます。


エアクリボックスを外したままで、
リアバンクのプラグを交換してしまいます。

プラグは前回の交換から 2,000km程度 しか走ってませんが、
念のために交換しておきます。
外したプラグはシリンダー位置を間違えないように
箱にシリンダー番号を書いておきます。

自分で取り付けたプラグなので、
自分の力で問題なく外せました。

プラグを取り付けるときには、
最初からプラグレンチを使うのではなく、
素手で締め込める所まで締めておき、
そこからプラグレンチで180度締め込みました。
ワッシャのつぶれ具合もいい感じです。

プラグの焼け具合は後でじっくり見ることにします。


リアバンクのプラグを交換したら、
エアクリボックスを閉めて、
ガソリンタンクも戻しておきます。


続いてフロントバンクのプラグを交換します。
こちらは前輪の後方に見えてますから
リアに比べると付け外しが楽ちんですね。

さくっと交換してプラグ交換終了です。


次はステアリングダンパー取付強化です。
『強化って?』とお思いでしょうから説明をば。

RZVに付けているステアリングダンパーは
汎用の普及品(要するに安いヤツです)なのです。
そのため、ダンパー本体と車体をつないでいる部分の
本体を締め付けているバンドが弱くて、
ダンピングを強くして、力一杯ステアリングを切ると、
バンドがズレてしまうのでした。

と言うことは、走行中に急にハンドルがぶれたりしたら
バンドがズレてしまう=ハンドルの動く範囲が変わる
と言うことになってしまうのです。
そのため、ダンピングは最弱で使ってました。

バンドの締め付けを強く出来れば良いのですが、
良いアイデアが浮かばないので、
高圧用ホースバンドを2個買ってきて、
バンドの左右に締め付けて
バンドを動かないように挟み込みました。

これでダンピングを最強にしても
ステアリングは重くなりますが
バンドがズレる事は無くなりました。

これで走行中にハンドルがブレでも安心ですね。

いやいや、ハンドルがブレたら危ないので、
ブレを抑えるためのステアリングダンパーでした(笑)。


続いてミッションオイルの交換です。

アンダーカウルと左のサイドカウルを外して作業開始。
まずはオイル補給口のふたを外します。

続いてオイル処理箱をドレンボルトの下に置き、
ドレンを外すと古いオイルが出てきました。
結構汚れた色のオイルが出てきます。

最初はレーシングスタンドで立てて、
直立状態で抜けるだけ抜きました。
その後、前回交換した時の
残りのミッションオイルを入れて、
4〜5回キックして古いオイルを洗い落としました。

この時にはサイドスタンドで立てて、
ドレンボルトを外すと、
ドレンが下側になってオイルがキレイに抜ける気がします。
ほとんど抜けたところでドレンボルトをしっかり取り付けて
新しいミッションオイルを補充します。

オイル量は1,500ccなので、
まず1本(1,000)入れてから
オイル窓で量を確認します。

最初は窓に線が見えているのですが、
しばらく待つと下に行って見えなくなります。
つまりは足りないって事ですね。

ここからは入れすぎないようにこまめに追加します。

オイル窓を見ながらレベルの上限で補充を止めて、
しばらく放置するとレベルが下がります。
下がった分を補充してまたまた見ていると下がります。
これを4〜5回繰り返すと減らなくなりました。

ホイル補給口ふたをしっかり閉めて
ミッションオイル交換終了です。


クラッチワイヤーの給油と
レバーのグリスアップは
大丈夫そうなのでパスしました。

チェーンの清掃・給油も
見た感じ大丈夫そうなのでこれもパス

というのも、この時点で作業開始から3時間経っていて、
さすがに疲れたのもパスの理由ですね(笑)。


これで今日の作業は終了です。


帰宅してから交換したプラグを見てみました。

交換したプラグ
交換したプラグ
左から1番〜4番シリンダー

2番が黒くて次が4番、
1番と3番はキツネ色ですね。

横並びだとわかりにくいので、
拡大して並び替えました。

シリンダーの配置に合わせて並べました
シリンダー
プラグの 電極
シリンダー
2番
(左前)
2番のプラグ 4番のプラグ 4番
(右前)
1番
(左後)
1番のプラグ 3番のプラグ 3番
(右後)

前側かつ左側が濃いようです。
2番>4番>>1番>3番 って感じですね。

プラグの色は濃いめの方が良いと聞いたので、
3番がこれ以上薄くならなければ良いのかな?

2番のネジ山部分まで黒くなっているのも気になりますね。

前回交換したプラグの色も同様に並べて見ると、

前回(2008/05/11)交換したプラグ
シリンダー プラグの 電極 シリンダー
2番
(左前)
2番
4番 4番
(右前)
1番
(左後)
1番 3番 3番
(右後)

画像が暗くてわかりにくいのですが、
2番>4番>>1番>3番 は変わらないようです。
でも、1番と3番が今回より濃いようですね。


まあ、焼けすぎって事は無さそうですから、
時々チェックして確認したいです。


今回発見したANDFのネジ山のつぶれが気になりますが、
今すぐどうこうって事は無さそうなので、
そのうち(?)に対処することにします。


そういえば、バッテリーも3年経ったので
そろそろ交換しても良い時期ですね。

いつでも交換できるようにと
新品を購入して持っているので、始動前の電圧が
今(11.8〜12.2Vくらい)より下がったら交換しましょう。