C-130その2

4発機ですからエンジンを4個作らなければなりません。発泡スチロールの型を4個作るのもめんどうですから、今回はスチレンペーパーを熱成型してみました。キャノピーの成型と同じようにバルサで型を作ります。そして成型ですが、キャノピーで使っている塩ビの成型よりずっと高い温度に加熱する必要があります。そのためキャノピーのように手で持ってコンロにかざしながら成型することは出来ません。ヒートガンで加熱しながら掃除機で吸引=真空成型することになります。

1時間半ほどの作業で4+1個分のエンジンパーツが完成です。しかしあまり満足な出来ではありません。シワが出来てしまったり、熱を掛けすぎて表面が荒れたり板厚がうすくなったりしました。またインテーク部など細かい形状はほとんど正確には再現されません。割と簡単に複製が作れるもののシャープな仕上がりは期待できません。

上 : 成型後型から取り出し左右の合わせラインでカットしたものです。インテーク部などこのままでは使えません。
中 : プロペラ取付部とインテーク部をバルサで作ることにして前端をカットしました。
下 : 前端部のパーツを取り付けて、側面や下側の開口部を加工しました。
エンジンナセル形状はモーターの内蔵を考慮してスピナー径をやや大きくしてあります。

胴体に主翼を取り付けて、シルエットをチェックします。外翼はFF機と同じピアノ線による差込式。中央翼は緩衝装置を介して胴体に取り付けてあります。黄色い部分は飛行機紙でバルサの目止め及び隙間隠しのために貼ってあります。


イルカに似た機首の形状はなかなか捉え難く独特な表情を再現するのに苦労しました。まだ問題点が沢山ありますがもう時間切れです。さっさと塗装しなければ展示会に間に合いません。

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