練習機

私の軽量RC計画はWarbirdsを飛ばすのが目標です。零戦や疾風を飛ばしてみたいところですが、先ずは高翼、固定脚で胴体断面が四角いフィゼラーFi156シュトルヒを作ろうと思いました。資料を集めてみると、主翼の付け根=キャノピーが思った以上に複雑なこと、また上半角が0で高揚力装置を再現するかどうかなど、なかなか一筋縄では行かない機体であることが分かりました。さらにRCの操縦は全然自信がありませんから、その前に練習機を作るステップを入れることにしました。
練習機の目的は
1.RCの操縦練習
2.モーターのパワーを実感すること
3.重量の見積り
です。そしてこのような機体を作りました。

スチレンペーパー製のオリジナルです。W820mm、L520mmで重さ158gです。
自由形の機体ですから出来るだけセスナに似ない様に適当に作りました。機体だけの重さは55gで2日で出来あがりました。しかしRCの組み込みにてこずり、さらにまる1日掛かってしまいました。
何故かNo.2(エレベーター)が動きません。送信機か受信機かどちらかの故障のようですが、はやる心を抑えられず、取り敢えずエレベーターをNo.4(エルロン)に接続しました。右スティックの右で上昇、左で下降となり、ちょっと違和感がありますがイメージトレーニングを数回して、そのまま初飛行をすることにしました。

いよいよ初飛行です。
パワー全開で手投げしました。しかしエレベーター、ラダー両方ともトリムが合っていなくて、機首上げ姿勢でヨロヨロと左旋回を始めました。アッと思ったものの全然手が動かず傍観状態のまま鉄柵に激突してしまいました。
幸先が悪い・・・!
機首の下側を鉄柵にヒットしましたが、フリーフライトの経験でこの部分は丈夫に作ってあり、少し傷付いた程度で他にダメージはありませんでした。
コントロールが利くからと広場の端からスタートしたのが悪かったと思い、今度は広場の真中からスタートです。トリムを修正し、パワー全開でスタートしました。見事、安定姿勢でテイクオフに成功です。
しかし直進のまま上昇して高度を取ろうとエレベータを操作したつもりがパワーオフをしてしまいそのまま突っ込んでしまいました。今度こそはと再度スタートしましたが、まったく同じミスをして墜落です。エレベータを操作するつもりで右スティックを動かすと手が勝手にパワーオフをしてしまいます。同じような墜落を6回したところでやっと目が覚めました。

RC初心者が初飛行を不完全な状態でやろうとしてもうまく行くわけがない。RCはそんなに甘いものではない!・・・反省


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