目指せ編隊飛行

1996年からスチレンペーパーを使ったスケール機の作り方をインターネットで紹介してきました。しかし、案外挑戦する人は少なく、私と同じ方法で機体を完成させた人を数例しか知りません。(本当はもっと多くの人が、既に飛ばしているのかもしれませんが)
 そんな中、グリーンパークの飛行機仲間でも作ってみたいという人が現れました。RCのベテラン八木さんとチャレンジ精神旺盛な若い奥野さんです。そこで具体的にお教えするなら、私も同じ機体を作りながら一緒に作業をするのがベストと思い、集まって一緒に作業をすることにしました。機体はお二人のご希望で零戦に決まりました。(本当に人気がありますね) スケールは1/18、3機揃ったら編隊飛行をしようというのが我々の目標です。

発泡スチロールの胴体型が3個出来ました。この後、側面にバルサの補強材を貼り付けます。普段は何気なく図面や写真をながめて成形していましたが、初挑戦のお二人にはなかなか難易度が高い作業のようです。私はバルサ、奥野さんは発泡スチロールの粉塵に敏感で鼻をすすりながらの作業です。

スチレンペーパーを貼り終わった状態の生徒さん?の胴体です。合わせ目に沢山のシワが寄ってしまいました。貼り付けるスチレンペーパーの形状は型に合わせて「現物合わせ」で決めます。また発泡スチロールの型にスチレンペーパーを貼る際はセロテープで引く力を微妙に加減しながら貼っていきます。この作業はさらに難易度が高いようです。

主翼の骨が3個出来ました。翼型はほぼ実機に近いものとしました。この後、脚の取り付け部、エルロンのリンケージ等の工作をします。私はRCメカ、パイプ、ネジなどを除いたほとんどのパーツを自作していますが、カッターナイフやヤスリ等、簡単な道具しか使いませんので、それを表現して「超ローテクハイエンド」なる言葉が出てしまいました。

これは私の機体の現在の状況です。基本的な作業が終わった後は、宿題と称して次に集まるまでに各自が作業を進めます。このあたりから段々と個性が現れてきます。一番進んでいるのが八木さん。引き込み脚にチャレンジして足踏みをしている奥野さん。どうやら3機が揃うのは来年になりそうです。


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