スチレンペーパーを模型飛行機の胴体のような滑らかな曲面に曲げるにはちょっとした工夫が必要です。
以下の方法は，私が５〜６機作った経験から到達した今のところベストの方法です。

スチレンペーパーを曲面に曲げる場合，内側にアンコになるものがあると割合簡単に，また正確な形状に曲げることができるのです。
私は、このアンコにあたる成形型を発泡スチロールで作っています。

プロペラ機の場合，この発泡スチロールのソリッドモデル作りは，あまり大変な作業ではありません。
しかし、ＦＡ−１８の胴体はかなり複雑な形状をしているため，２つの部分に分けて作ることにしました。

１．発泡スチロールの成形

• 厚さ３０ｍｍの発泡スチロール板を型紙に合わせて切り出します。
• 両面テープで貼り合わせます。
• 図面や写真を参照しながら、カッターナイフでおおまかに削ります。
• ＃８０ぐらいの荒いサンドペーパーで滑らかに成形します。
• 写真は成形が終わった状態です。ＦＡ−１８は風防の前後の断面形が楕円ではありません。

２．補強材の貼り付け

• 開口部や翼の取付などに補強材を貼り付けます。
• 発泡スチロールのソリッドモデルの補強したい部分に溝を彫ります。
• ｔ１のバルサをカットして溝に接着します。
• サンドペーパーで成形し表面の凹凸をなくします。

以下，胴体（２）に続く