胴体について |
1.発泡スチロールを切り出します。
胴体はスチレンペーパーをRに曲げるため、成形型を作ります。型紙を作り発泡スチロールを切り出します。後で胴体を左右に割るのでt20〜t30ぐらいの板材を両面テープで仮止めしたものを使うといいでしょう。
2.丸みを付けます。
発泡スチロールを削ってソリッドモデルを作ります。カッターで荒削りした後、#150番ぐらいのサンドペーパーで整形していきます。表面が平滑である必要はありませんが、成形型ですからノギスで各部の寸法を確認しながら正確に作ります。もちろん表面に貼るスチレンペーパーの厚味の分小さく作ります。
3.補強材を埋め込みます。
1/24ぐらいの機体だとある程度補強材を入れたほうがいいでしょう。補強材の入れる場所や数は機体の形状によって異なります。例では零戦の場合ですが、カウルフラップの後で外板が切れているのでかなり丈夫な補強材を入れてあります。補強材は発泡スチロールに溝を彫って埋め込み表面をサンドペーパーで外形ラインに整形します。
4.スチレンペーパーを貼ります。
表面にスチレンペーパーを発泡スチロール用接着剤で貼ります。貼りつけるスチレンペーパーの形状はなかなか一発で決めることは出来ません。大体の形状に切り出してから型に当ててみて修正しています。接着はセロテープで引っ張るようにして型に貼ります。スチレンペーパーは結構伸びて曲面に変形します。ただし限界があるのでしわにならないように適当に分割して貼ります。
5.左右に割って中の発泡スチロールを取り出します。
接着剤が完全に硬化したら(厳守)胴体を左右に割ります。発泡スチロールを予め2分割しておくとこの作業が楽に出来ます。発泡スチロールは全部取り出します。ただし手で持つところなど押さえることが多いところは残してもいいでしょう。
6.左右の胴を接着します。
段差を作らないように気をつけて左右の胴を接着します。中抜きをした胴は変形しやすく胴の接着時に断面形が正しくなるようにテープなどで矯正します。断面形状が出にくい場合には胴枠を入れますが、胴枠の所でスチレンペーパーが突っ張らないように気を付けます。