スチレンペーパーについて

  1. スチレンペーパーといっても,知らない人がいるかもしれません。スーパーマーケットで売っている,肉や魚がのっている白い容器と同じ材質です。(たぶん)
    シート状のものを,画材店やホームセンターで手に入れることができます。1mm厚で800×570のサイズのものが1枚350円ぐらいです。
  2. スチレンペーパーにはハードタイプとソフトタイプがあり、模型飛行機の外板としてはハードタイプが適しています。ソフトタイプは曲線がきついところなど部分的に使用します。
  3. スチレンペーパーには表面に紙の貼ってあるタイプとそうでないものがあります。通常は紙の貼ってないタイプを使用します。しかし紙の貼ってあるタイプの1mm厚のもので,表面の紙を剥がすと,中から約0.8mm厚のスチレンペーパーがでてきます。
  4. スチレンペーパーには表裏があります。なかなか見分けにくいのですが、よく見ると裏面には細かいストライプ状の模様があります。どうしても判らないときは、セロテープを貼ってみて,剥がしたときに表面がテープといっしょに剥がれてしまう方が裏です。モデルの表面には表側を使うように気を付けます。裏面を使ってしまうと、後の工程で表面が荒れてしまい,無惨な結果になってしまいます。
  5. 模型飛行機の材料として,スチレンペーパーの優れているところは,軽くて丈夫は当然ですが,表面がきれいなところでしょう。バルサ材のように目止めのための手間がかからず、即,仕上げ塗装ができます。また継ぎ目に段差ができてしまっても,パテ付けが可能です。ボールペンなどで,すじ彫りをすれば,金属機のようなシャープな仕上がりにすることができます。

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