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淫らな薔薇たち1019  絹子(4編)  「私の中の淫らな私」



  絹子 [初投稿]  
36歳の主婦で絹子といいます。
32、3歳頃から体がとても敏感になりました。
セックスしてる時だけでなく、ご近所の奥さんたちとエッチ話をしたり、あんなセックスしたいと想像するだけで鳥肌立つんです。
そして今は、その頃より過敏です。
それにきっとそんな表情や雰囲気が漂っているのかもしれません。

いつも行くスーパーの道沿いに桜並木があります。
4月中旬の夕方、買い物帰りに桜並木のまだ五分咲きの花を何気なく見ていたとき、後ろから声を掛けられました。
振り向くと同じ町内に住んでいる黒田さんでした。
黒田さんの家は農家ですが、息子さん夫婦は勤めに出ているので実際には野菜を少し作っているだけのようです。
私が黒田さんを知っているのは、家の前の道筋に百円均一で野菜を売っているからです。(露地売りの無人販売です。ご存知ですか?田舎にはよくありますけど)

「こんにちは」と私が挨拶すると、黒田のお爺さんは日焼けした顔を少し傾け、ニヤニヤして言いました。
「奥さんはいつ見てもいい尻してるねぇ」
「・・・え?」
驚きました。まさかそんなふうに言われるなんて思ってもいませんでしたから。
「この前も、家の前で奥さんを見たよ。トマト、買ってくれてたよね」
確かに買いました。
新鮮ですし、それにスーパーではトマト四個を百円で買えません。

「腰屈めてさ、その尻の丸さといい、でかさといい・・・ほんとに見惚れたよ、ワシは」
「いやですねぇ、そんなこと言ったりして」
たしなめたつもりでした。
でも黒田のお爺さんはまったく動じないばかりか、こんなことまで言いました。
「旦那が羨ましいよ、優しくしてくれるんだろう、旦那は」

実はそんなことないのです。
仕事人間の夫は帰宅も遅いし出張も多いし、家にいる時は本当にトドみたいにゴロゴロしているだけ。私のことなど見向きもしないんですね。
時々、本当に思いついたように求めてくるときは、いきなり挿入して、たちまちお腹の上に出して、それでお終いです。
私の方は何かにつけエッチに結びつけてしまうほど欲求不満で、指や時にはお野菜などでオナニーして欲望を鎮めている始末です。

「ワシが奥さんの旦那だったらな・・・もう、毎日寝かせんぞ、ヒヒヒ」
裏返したような卑猥な声で笑われて、私はゾッとしました。

けれどそれがきっかけになったんです。
黒田のお爺さんは59歳です。
現役をずっとお百姓さんとして過ごしてきたからでしょうか、体はガッチリした筋肉質で、それに巨根なんです。
夫の何て比べ物にならないくらいです。
あんなセックスをしたい・・・と想像していたのが、それからしばらくして現実になりました。

「絹子は服を着てても、いやらしい匂いがするからな。しかしな、ワシがもっとスケベ年増に仕立ててやるぞ」
黒田のお爺さんにそんなふうに言われています。

こんな体験ですが、告白させてください。
メールを書きながら感じたのは、告白すること自体がセクシーということです。
よろしくお願いします。
 
 
この日の会話をきっかけに黒田さんの持ちモノを知るまでの仲になったわけだね。スケベな女に仕立ててやると宣言された絹子の心中は穏やかならざるものがあっただろうね。
  絹子 [連続投稿]  
  おはようございます。
金曜日、告白しました絹子です。
未掲載リストで私の名前を見ました。
胸がワクワクしてすごい刺激です。
それに、お考えいただいたタイトルも、何だか私がすごくイヤらしいことしてるみたいで、ゾクゾクしました。
内容も載ってないのに、もし載った時はどんな気持ちになるのかなって思いました。

今日は日曜日、昨日からの雨がまだ降り続いています。
天気予報では曇りだったのに「何だよ、こんな日にゴルフなんてなぁ」と文句を言いつつ夫はニコニコして朝早く出て行きました。
息子もいません。
部活に行き、その帰りに友達の家で遊んでくるそうです。
誰もいない日曜日、こうしてエッチな告白をできる時間が感激です。

4月中旬、黒田のお爺さんに声を掛けられエッチな話をされたのですが、すぐお爺さんに傾いてしまったんではありません。
「最近少し、雰囲気変わったみたい」とご近所の仲の良い奥さんにも言われたことがあります。
自分では分かりませんが、黒田のお爺さんにそんな雰囲気を具体的に言われて、初めは驚いたし、それから薄気味悪く感じました。
「ワシがもっとスケベ年増に仕立ててやる」なんて、普通いきなり話す言葉じゃありません。
背筋がゾクゾクしたのはやっぱり気味が悪かったんです。
背中に目を感じながら、私は家に向かいました。
お爺さんの言ったことなど忘れようと思い、足早に歩きました。

家に着くと夕食の支度を始め、5時過ぎに息子が帰ってきました。
夫はたいてい9時前後の帰宅ですから、いつも通り息子と二人で食事をしました。
食事の後、息子は2階へ上がり、私は片付けをしてテレビを見ました。
9時を少し過ぎて疲れた顔をして夫が帰り、先にお風呂に入ってから遅い食事をしました。
11時半を過ぎて夫は寝室へ入り、私は片付けと戸締りをして12時を回る頃に寝室へ向かいました。
それはいつものパターンでした。
ここ何年か変わったことがない、規律みたいな日常です。
だから、隣のベッドから聞こえる夫の鼾を耳にして眠りに着くはずでした。

けれど眠れなかったんです。
夫の鼾が耳障り、だからでなく、ベッドに入ってからいつもと違う熱を感じたんです。
心の中で耳鳴りがしているような感じでした。
なぜ体が熱いのか、なぜ心がソワソワしてるのか、すぐ分かりました。
思い出したくないと思えば思うほど、夕方のわずかな時間が蘇りました。
黒田のお爺さんの姿や言葉でした。

(仕立ててやるって・・・すごい言い方・・)
(あのお爺さんのどこにそんな精力があるのかしら・・)
(それとも・・からかわれただけ・・・?)
でも、あの目は出まかせとは思えない光でした。
(仕立ててやるって・・好き放題にされるのかしら・・)
(もし、だけど・・そんなにされたら・・)

その夜、鮮明に覚えてないのですが息苦しい夢を見たような気がしました。
身動きできなくて、逃げ出せないような、熱っぽい変な夢。

黒田のお爺さんと次に顔を合わせたのは、それから3、4日後でした。
家の小さい庭の草取りをしていた時、裏手の小道を歩いてきたお爺さんが立ち止まり話し掛けてきたんです。
「やあ、奥さん、いい尻してるね」と挨拶のように言いました。
少し薄れていた買い物帰りの記憶、それがそのイヤらしい挨拶で鮮明になりました。
頭も体も変に熱っぽくなって、私は庭にしゃがんだままお爺さんの顔を見上げました。
 
  絹子 [連続投稿]  
  その日は午後になって気温が上がり汗ばむ陽気になりました。
草取りは予定していたのですが、暑くなったので薄いジャージに着替えして庭に出ていました。

「ジャージの尻も中々いいな。丸みが良く分かるしな」
「あの、変なこと言わないでください」
周りに誰もいなかったのですけど、聞かれてしまいそうな気がしました。

「変なことなど言うとらんよ、本当のことだ」
言葉の返しようがない感じでした。
無視して草取りを始めると、しばらく黒田のお爺さんは黙っていましたが、見られているのは痛いくらい分かりました。

「違う、違う、そんなんじゃ草は取れんし、またすぐ生えてくるぞ」
「え?」
「しょうがないな、教えてやるか、ちょっと入るよ」
そう言うと、お爺さんはフェンスの端の扉を開けて庭へ入ってきたんです。

「いいか、草取りはな、こうやってやるんだ、見てなさい」
お爺さんは私が使っていた小さい鍬を持ち器用にそれを使って雑草の根まで上手に抜きました。
しかもずいぶん早い手でした。

「こうしないとな、雑草なんてすぐ生えてくる」
本業とはいえ手馴れた手つきに私は感心しました。
「さ、見てやるから、やってごらん」
教えられたように鍬を使いました。
同じようにはできませんが、前より早くきれいに根まで抜けました。

「まだぎこちないが、まあ、そんなもんか」
「ありがとうございます」
気持ちよくお礼が言えました。
「なに、ワシもこんなに近くから奥さんの尻を眺めさせてもらったんだからな、礼を言うのはワシのほうさ」

急に恥ずかしくなりました。
桜の蕾を見ていたときも、この日、フェンスの向こうから声を掛けられたときも、イヤらしいと思いましたが恥ずかしいとはあまり感じなかったんです。

(なぜなの?)
これは後から考えたことですけど、草取りの要領を教えてもらい、それが丁寧で親切で、本当は優しい人と心を許したからかもしれません。

お爺さんはしゃがんだ私の後ろに立っていました。
お爺さんの言葉に羞恥を感じて振り向くと、目がお尻に向いていました。
間近にある、臆さない目を見て、恥ずかしさが心に広がりました。
でも次の言葉には恥ずかしさ以上の動揺を感じました。

「いつもそんなに小さいパンツを穿いてるのかい?」
言われて下半身がキュウッとしました。
両手でお尻を隠したいと思いました。

「・・そんなこと」
「そんなことって言ったって、透けて見えてるから仕方ない。それとも見せてるのか、ワシに」
すぐ後ろにお爺さんがしゃがんだのが分かりました。
だから、慌てて体の向きを変えようとした瞬間でした。

手が伸びてきてお尻を撫でられたんです。
丸く掃くような手の平の感触をお尻全体に感じました。

「あ、そんなこと」
「柔い肉だな、重みもあるし、うん、いい尻だ、やっぱり」

払おうとする前にお爺さんの手は引っ込みました。
でも、引っ込む瞬間、指先がお尻の谷間を力強くこすったんです。
ズキンとしました。
こんなの、ないって思いました。
なのに、おかしいのですが、黒田のお爺さんを恨んだり憎いと思わなかったんです。
 
 
絹子の動揺やささやかな抵抗など、この御仁には取るに足らないもののようだね。寧ろ、それを楽しんでいるようなところがある。豪い人に目をつけられたね、絹子。  
  絹子 [連続投稿]  
  黒田のお爺さん好みの女に仕立てられはじめてから約1ヶ月が経っています。
きっかけはお伝えしたとおりで、その後お爺さんに口説かれた・・と思われるかもしれません。
破廉恥極まりないと罵られるでしょうが、実は少し違います。

草取りの日から2日後だったと思います。
午後、車で買い物に出掛けた帰り、黒田のお爺さんの家の前の無人販売で胡瓜とトマトを欲しいと思いました。
スーパーへ出掛けたのですから、何もわざわざそこまで行かなくても良かった、と今でも思っています。
なのに行ったのは、やっぱりお爺さんに会えるかもしれない期待感だったと思います。

会えたらまたイヤらしい言葉を言ってもらえるかもしれない、言葉だけでなくもっと刺激的で恥ずかしい何かをされるかもという期待感でした。
結局、仕立てられてみたい・・・あんなに恥ずかしい言葉で罵られたのに、心に滲みついたその思いを打ち消せなかったんです。

お爺さんの家に近づいていくときの胸の高鳴りは普通ではありませんでした。
期待感と、躊躇の思いと、不思議に自分を客観的に見る目があって、自分がどんな表情をしているのかを感じて膝が震えました。
だから家の前の空き地に置いた無人販売の箱の前にお爺さんの姿が見えたときは息苦しいほどでした。

車が止まる前にお爺さんは気づいたようでした。
手の平を庇のようにして私を見ると存外軽い足取りで近づいてきました。

「やあ、奥さん、こんにちは」
「はい、こんにちは・・」
「どうしたのかな、赤い顔をして」
「あの胡瓜とトマトを欲しくて・・」
「ああ、それはありがとう・・そうだな、陽に当たったやつじゃなくて、新鮮なのがいいよな。さ、ちょっと中へおいで。車も中に入れなさい」

私の返事など無視してお爺さんは軽い足取りで広い門の奥に入っていきました。
お爺さんの家は田舎町の農家の造りです。
だから広い敷地に大きい平屋でした。
母屋から離れたところに普通の民家よりも大きい納屋があり、お爺さんはそこへ入りました。
車を降りて後に続くと、お爺さんはいくつか並んだ竹篭の前にいて「この中から好きなのを選んだらいい」と言いました。
「ごめんなさい、我侭を言いまして」
私は指差された竹篭の前に行ってトマトを選び、それから隣の篭の胡瓜にてを伸ばしました。

背後にお爺さんが立っているのは分かっていました。
それにその目が光っているのも感じました。
何も考えないようにしようと思いましたが高鳴る鼓動は治まらなくて、選ぶ指先も震えました。

「その手つき、中々いいね、胡瓜を選ぶ時はいつもそんな指の動きなのかい?」
言われてドキッとしました。
お爺さんが何を言おうとしているかすぐ分かったからです。
胡瓜に触れているのがすごく恥ずかしくなりました。
「今日は売れ行きが良くて、茄子は売り切れたんだが・・今度ナスを選ぶ手つきを見せてくれんか。ヒヒヒ」
桜並木で初めて声を掛けられたときにも聞いた、声が裏返ったような本当にイヤらしい笑い方でした。

「旦那、優しくしてくれてないと言ってたよな、そうだろう?」
「・・・は、はい。もう、結婚して長いし」
「だからそんなにスケベっぽく見えるんだな。やってないんだろう?」
「・・・・・・」
「やりたいだろう?」
「・・・・・・」
「どうだい、奥さん、ワシが仕立ててやるよ、まだまだ捨てたもんじゃない、ワシもあんたもな」
「・・・・・・」
「ワシの女になりたいだろう?なりたくて、ここへ来たんだろう」

もう答えようがありませんでした。
お爺さんの遠慮無い辱めの言葉に私はユルユルになっていたんです。
断らなければ、と思いながらも首を横に触れなかったんです。
そして、まるでそれを見抜いたようにお爺さんの手が伸びて腰を抱かれたんです・・・。

口説かれるのを承知でお爺さんの家に行ったのですから、堕ちに出向いたのかもしれません。
 
 
黒田さんの辱めの言葉に首さえも振れず、しかも、お股はユルユル・・・。絹子のこれからの運命が決まってしまったようだね。  
 
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