前日からの天気予報がちっとも好転しない中、昨年瑞牆山から見た、あの金峰山へ行って来ました。それはそれは大きな岩の山でした。2003,07,12
都心に雨が降り続く中とりあえず瑞牆山荘まではと出発。中央道も甲府の手前までは小雨の状態でしたが、増富温泉を過ぎる頃には空の一部に明るい部分も見えるようになってきました。
さっと差し込む雨上がりの朝日に照らされて登山道は幻想的なもやの状態です。富士見山荘までは昨年上がってきたので楽々の山道。そこで見つけたアヤメは雨の滴を身にまとってキラキラ輝いています。
湿ったもやの樹林帯が続く登山道も、大日岩を過ぎたあたりからいつもまにか大きな岩の連続するこの地域特有の光景になってきました。”千代の吹上”までくると目もくらむような絶壁に前に出す足下も自ずと慎重になってきます。見上げると本来見えるはずの金峰山山頂もガスの中です。仕方なしに明るい日差しに恵まれた場所で早めの昼食にします。
朝からのはっきりしない天気のせいかすれ違う登山者もいなかったのですがここで初めてのすれ違い。「山頂からは富士山も見えたよ!」と大感激の様子。聞くと大弛峠から上がってきたとのこと、しばらくすると隣の瑞牆山も姿を見られるようになりました。僕たちも大急ぎで山頂を目指します。
山頂では足下もすくむような岩の上に立って記念撮影です。しかしスゴイ岩だらけの山頂です。瑞牆山から見てもくっきりしていた五丈岩がここでもドスンと自己主張です。
下山途中では岩のすき間のハイマツが秋にはホシガラスに食べられてしまうその実を赤く実らせ、その隣にはコケモモの小さな花を見つけて大感激!思わずシャッターを切ってみました。
今年の梅雨は山に来るたびちょっとお休みしてくれて、今回も最後まで雨に降られることもなく梅雨時の一日を大いに楽しむことが出来ました。
全部で15枚あります。