飯綱山
秋が近づくと何故か行ってみたいのが戸隠連峰。今回はそんな山々の中でも麓にいくつものスキー場を配した飯綱山に登ってみました。2006,09,30

 戸隠周辺は山麓のキャンプ場にテントを張っていくつもの山に行けるので私の大好きな山域のひとつです。それにご存じの通り蕎麦が美味しいことでも指折りの所です。1週間前には「戸隠蕎麦祭り」が行われ大勢の観光客でにぎわったようです。

 今回はそんな混雑を避けてこの日程にしました。金曜日仕事を早めに片づけ,大あわてで関越と上信越道を抜けちょうど真夜中12時頃戸隠キャンプ場に到着です。暗闇でもこのキャンプ場は4回目おおよその位置関係は暗記しています。

 車のヘッドライトに照らし出された所にテントを設営し、早速シュラフにもぐり込みます。心配していた低温の影響もなくすぐにぐっすり,明日の登山にも影響はないでしょう。

 翌日天気は左の写真のよう。戸隠山の尾根は雲の中に隠れていますがその上層はさわやかな青空です。ちょっとハショッテ最短距離の取れる戸隠スキー場の下からゲレンデの中を登って行きました。従って基本的にのんびりとした草原歩きです。出だしには揃ってオカリナを吹いている方々に挨拶し、エーデルワイスのメロディーに送られてスタートです。

 それでも1時間とちょっとでゲレンデ最上部に到着。吹き渡る風の中でお休みです。あ〜あ、良い気持ち(^_^)v

 ゲレンデからはちょっと見えない位置に瑪瑙山頂上の道標。そしてその向こうに目指す飯綱山が逆光の朝日に照らされて黒々とした影を見せています。そのためか残念ながら美しい紅葉を見ることは出来ませんでした。

 せっかくこの秋の紅葉を楽しみに来たのに全然色づいていないじゃないと愚痴が出てきそうでしたが振り返ってみると今さっき通り過ぎてきた瑪瑙山の山肌では所々あざやかな赤や黄がキラキラと輝いています。

 しかし、このルートを辿る登山者はそんなに多くないのか次第に鬱そうとした藪こぎになってきました。朝露に足下を濡らされても登山道の様子を伺うことの出来ないところが多くなってきました。

 そうした登山道も思ったほど長くなくしばらくして山頂で楽しげに談笑している登山者の声が聞こえてきます。

今回の飯綱山は本来南側や戸隠神社中社から登るのがメインルートらしく私の歩いたルートにはほとんど他の登山者に会うこともなく、静かな山行が楽しめました。

 それでもルートの大半はスキーゲレンデの中でしたので迷うこともなく好きな所を歩いて行ける感じでのんびりとした山行を楽しむことが出来ました。

 ところで戸隠の”うずらや”さんでいただくそばは何度いただいても最高ですね。また、そんなそばは食べるだけでなくそば打ち体験もお勧めです。”とんくるりん”ではそば打ちの全工程をとても親切に教えてくれますし、自分で打ったそばを食べる時至福の時間を味あうことができます。本当にお勧めです。