比較的最近分類されたグループです(一般に“ネオ”で始まるグループは新設されたものが多いそうです)。他に白翁玉、混乱玉などがあります。比較的成長が遅いため殆どの場合接ぎ木によるもの(接ぎおろし株)が市場に出回っているようです。 いずれも花に特徴があり、サボテンではやや珍しい筒状の形をしています。花の色はピンク色で根本が薄黄色、というものが多いようです。 |
正に“翁”という名前がピッタリといった感じで、刺が翁の“胡麻塩の顎髭”に、色といい、形といい、固さといい、よく似ています。 白翁玉とよく似ており、黒い刺がやや多いことと花の丈がやや短いところが違いです。
花は他の種類と同じパステル調のピンク色で、根本の薄黄色との対比が美しいものです。花径は4cmくらいで3~4月ごろ開花します。筒状の花は珍しく、シャコバサボテンの花に少し似ているとも言えますが他では殆ど見受けられません。株の大きさが8cmくらいから花をつけるようです。 性質は丈夫で寒さにも強く、栽培は楽です。ただ、蕾のできる前や花の直後は植え替えは控えた方が良いようで、5月下旬~8月あたりの植え替えが良いでしょう。 どの程度まで大きくなるのかは分かりませんが、高さ25cmくらいまで大きくなるようです。 |
真っ黒の刺と鶯色の肌の対称が大変美しいサボテンです。その刺ですが、長くて太くてしっかりしており、お習字でス~ッとなだらかな曲線を書いたような感じです。ひだは“真っ直ぐ下”ではなく、ややねじれながら成長していきます。 花の方ですが、まだ肌寒い2月下旬頃から蕾が出始め、花径は4cmくらいで3~4月ごろ開花します。上記の銀翁玉と色、形ともよく似ていますが、蕾が出る時期も、最初の花が開花する時期もやや遅めです(我が家では例年10日~2週間程度遅いようです)。形的には少しずんぐりした感じですが、花びらの長さが少し短いからでしょう。このサボテンも開花日数が長く、1週間以上夜昼なく咲き続けてくれます。
性質や栽培法は銀翁玉と同じで良いようです。丈夫で寒さにも強く、蕾のできる前や花の直後は植え替えは控えた方が良い、というのも同じです。強光線にも強く、私も真夏でも遮光なしでガンガン日に当てています。銀翁玉と異なり、肌が良く見えますので、健康状態も良く分かり、こちらの方が育てやすいように思います。 |
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