マミラリア属とは
400種を越す大グループです。所謂“イボサボテン”ですが、いくつかのグループにわけられるようです。書物によって分け方が色々とあるようで、花が咲く時期によって分けるものや(成長したときの)株の大きさで分けるもの等があります。ただ、外見上共通しているのは、疣があり、その大きさが、長さが5~10mm、付け根の直径が3~8mm、といったところでしょう。
で、その蕾の形を中心としたマミラリア属の特徴は次のとおりです。
- イボ腋から出る。
- 刺や毛で覆われてはいない(右の写真参照)。
その他の特徴ですが、いずれも“~のものが多い”ということで“絶対に”ということではありません。ここがまたマミラリア属の種類が多いことの故とも言えるでしょう。
疣腋が白い綿毛で覆われているものが多い(写真左参照)。
子吹きして群生するものが多い。
八巻状に蕾を付けるものが多い。
花は小輪で薄紫系のものが多い。
疣腋に綿毛があるタイプであっても幼体の時にはまだ綿毛がありません。逆に、綿毛が出てくるようになって初めて蕾を付け始めます。
また、花の咲き方はどちらかというと「続々開花」と言えます。ですから、開花は非常に長い期間にわたることが多く、こちらからも分かりますように、かなり長いものが多く、中には猩々丸のように半年くらい花を咲かせるものもあります。特に冬場の花の少ない時期に花を咲かせるものが多いのも特徴です。
さて、日差しに対する耐力やその重要度(蕾をつけるに当たっての必要度)、耐寒性や植え替え時期についてですが、あまりに種類が多いこともあって千差万別です。個々の性質についてはそれぞれに対する記述をご覧下さい。