やさしいサボテン分類学
サボテンの分類というと、先ずは“ウチワサボテン”“柱サボテン”… とかを思い浮かべますが、ここでは更に一歩進めて“属”の話をしたいと思います。
サボテンには7000を越す種類がありますが(万を越しているのかもしれません...)、ギムノカリキウム属、エキノケレウス属といった“属”に分類されています。何を根拠に分類されているのか?というと、蕾の形なのだそうです(“花”ではありません。“蕾”です。正確に言うと蕾の形と蕾の出方と言った方が良いでしょう)。確かに小町と青王丸と河内丸は株の形は全然違いますが、いずれも“ノトカクタス属”です。逆に、宝山と瑠璃鳥は株の形も花の形も大変よく似ているのですが、それぞれレブチア属、アイロステラ属です。
というように、「初めに蕾みありき」で分類され、次いで花の形、株の形で分けられたようです。
現在ですとDNAを調べて分類していくのでしょうが、分類をが行われたのは1902年だとのこと。当然のことながら当時はそのような考え方はありませんから、色々と推考を重ねた結果このようになったのでしょう。
ということで、各属と蕾の関係を纏めてみました。まだ充分にデータベースが整っていない状態ではありますが、徐々に充実させていきたいと考えてます。
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