ノトカクタス属とは
外見上の共通点が分かりにくいのがこのノトカクタス属かと思います。所謂ヒダ型のボディですが、∧型ではなく∩型のヒダのものが多いのですが、小町は∧型ですし、青王丸は∩形で、河内丸は扁平型、といった具合です。
で、その蕾の形を中心としたノトカクタス属の特徴は次のとおりです。
- 蕾は茶色でケムクジャラ(まるでどーもくんのよう(^^ゞ)
- ケムクジャラのまま成長し、最後に頭の所が割れて花びらが現れる。
- 蕾に刺はない。
- 蕾はアレオーレの上端より出る。
- 深紅の雌しべ。
蕾を付ける場所は、成長を開始したときに新たに出てきたアレオーレの脇です。ですから、成長開始時にいくつ蕾が出るかでその年の花の数が決まります。で、その花が咲き終わるとそれでその年はおしまい。ですから、花期はどちらかというと短めです。
新たに出てきたアレオーレに蕾が付くわけですから、前年の成長具合は関係なさそうですが、どっこいそうではなく、前年の作柄によって蕾の数が決まるようです。
その他の大きな特徴としては、冬場の日光浴が足りないと翌春に蕾が付かないものがある、ということです。全部を調べたわけではありませんので、どれが?と尋ねられてもよく分かりませんが、少なくとも青王丸と河内丸にはその傾向があるようです。