これまでの審議経過
2007年2月6日の総会で発足した第4期中教審で、学習指導要領の改訂を審議する教育課程部会は3月から会議を開き、改訂審議は大詰めを迎えています。そこにいたる経過はおよそつぎのとおりです。
2005年2月に文科相が中教審に改訂の検討を要請し、第3期教育課程部会が4月に発足。1年の審議を経て、2006年2月に「審議経過報告」を公表しました。その春、同部会のもとにある、小中高部会、教科別専門部会などで審議し、それも受けて7月〜9月に教育課程部会が「部会審議を踏まえて、学習指導要領の具体的改訂事項を詰める審議」を9回しましたが、9月29日を最後に審議を中断していました。
06年夏までは、06年度中の改訂をめざしていたものの、教育基本法改定審議、教育再生会議の発足、未履修やいじめなど問題発生、などのため、その作業は中断されていました。
しかし、改定教育基本法の成立、教育再生会議の第一次報告(07年1月)公表と推移するなかで、第4期中教審が発足し、改訂を急いでいます。
そのため、改定教育基本法にもとづく学校教育法改正(学校種の目標、目的)の決着を待たねばならないものの、大筋はこれまでの審議の蓄積をさらにつめることですみます。( 3月16日会議の8項目)
また教育再生会議の第1次報告は、学習指導要領の改訂を筆頭項目にあげて、せかせています。6月1日には 第2次報告がでました。
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