フィレンツェ


フィレンツェ一望 たぶんツアーでは必ず寄ると思う場所がこのミケランジェロ広場。ご覧のようにフィレンツェの街を一望できる場所だ。町全体が白と煉瓦色で統一されている。大きなアルノ川の向こうにドゥオーモのクーポラが印象的である。

ところで、私はこの写真のなかで、街の向こうに見える丘の上のペンション「ヴィラ・レ・ロンディーニ」に泊まった。フィレンツェ市内からは約20分ぐらいの距離である。周りにはオリーブ畑や洋ナシ畑が広がり、なんとものどかな場所だ。お湯がろくに出ないことを除けば、料理もおいしかったし、フィレンツェの夜景も見えたし、なかなか良かった。そうそう、夕食に呑んだ赤ワイン「キアンティ・クラシコ」の味も忘れられない。

ドゥオーモ 別名「花の聖母教会」という。このクーポラの上には、お金を払えば、長い長い階段を昇ってあがることができ、街を一望にすることができる。ドゥオーモの脇にそびえるのは「ジョットの鐘楼」である。ここもお金を払って、長い長い階段を昇ることができる(400段以上あるらしい)。元気な人は是非どうぞ!。

この周辺には売店が多く見られる。教会の写真などは、教会の中で買うよりも、売店で購入するのがお得である。

メディチ家礼拝堂 ドゥオーモのすぐ近くにあるサンロレンツォ教会の裏手に入り口が有るはずなのだが、私がいったときには閉まっていた。白い彫像の前の柵には、素朴なリースをかけられていた。教会や美術館を回るときには、開館時間を事前に調べたほうが良い。

昼食をこの近くにある「ラ・グリッリア」というレストランでいただいた。イタリア語のメニューしかなかったので、オーダーに苦労した、ボリュームがすごいので要注意。ここは日本人よりもイタリア国内や他国のツーリストが多い。

ヴエッキオ宮殿 100m近い塔がそびえる素晴らしい宮殿である。この宮殿やミラノのドゥオーモなどイタリアの建物はスケールが大きいので、広角のレンズが付いたカメラを持って行くと有効である。全体が入らないので、かなり離れたところから写真を撮らなければならない。宮殿のとなりのシニョーリア広場には観光客がいっぱい。ミケランジェロのダヴィデ像は記念撮影にちょうどよい。
ヴエッキオ橋 ヴェッキオ宮殿とアルノ川を挟んで反対側にあるピッティ宮殿を結ぶ橋である。屋根が付いており、雨が降っても濡れないで行き来できたという。昔の貴族はやることがすごい。今は橋の中央を道がとおり、その両脇には宝石店や金細工のお店が並ぶ。おしゃれな橋である。

ヴェッキオ橋の一本西側の橋の近くにフェラガモがある。お昼ごろ訪ねると、シ・エスタで閉まっていた。この昼休みの習慣をとっているお店はとても多い。夕方に出直してみると、うわさ通り、店中に入ると日本人女性だらけであった。イタリアは革製品が安い。とくにこのフィレンツェは革製品の職人さんも多いらしく、たくさんの商品がある。

サンタマリア・ノヴェッラ教会 このあたりに来ると観光客もずいぶんすくなくなり、落ち着いて見学できる。ツーリストがベンチに座り、のんびりとハトに餌をあげている光景が目に映る。ヨーロッパを旅して思うのだが、教会が多くてとても助かる。歩き疲れたときに椅子に座って、ステンドグラスを眺めながらゆっくり休める。雨風もしのげるし、暑い陽射しも避けることができる。中はひんやりとしてとても涼しい。
サンタ・クローチェ教会 とても奥行きのある教会である。ここにはミケランジェロをはじめとする偉人たちのお墓がたくさんある。
ウッフィツィ美術館   この美術館は規模も大きいし、内容も素晴らしい。ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナス誕生」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」など、教科書やテレビなどでおなじみの名画の実物を見ることができる。本気で見学すると半日では足りない。時間に余裕の無い人はガイドブックで見たい絵のある場所を事前にチェックして効率よく回ろう。午前中が空いているので早起きして行こう。ツアーではだいたい午前中に回るようにコースが組まれているはずだ。

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