9日目: 9/28曇り後晴れ


スケジュール 出発(10:00)→美幌峠(10:30)→摩周湖(12:00)→川湯温泉(14:00)→ウトロ(16:00)
交通手段 自動車:走行距離約150Km
今夜の宿 ホテル知床
インプレッション

 

美幌峠

湖側から美幌峠に向かうコースをとると一面淡い緑色の草に覆われたなだらかな斜面を見ることができる。なかなか美しいものなので是非試して欲しい。美幌峠は屈斜路湖が一望に見渡せる素晴らしい展望台。中島も大きく見え、美しい写真を撮ることができる。しかし、この日は風が強くせり出した岩の上に立つと飛ばされそうになるほどだった。おまけに寒い。寒暖計を見るとなんと5℃しかない。ここではアイヌのおじさんがいていっしょに写真を取れる。しかし、おじさんはこんなに寒いのにずーっと外で観光客がくるのを待っていなければならない様子。たいへんな仕事だ。

摩周湖

霧が心配なので、とりあえず摩周湖に行ってみる。摩周湖の第1展望台に着くと、霧はなく、ちゃんと摩周湖が見れた。ラッキー!。おまけにカムイシュ島の上に虹がかかっていた。川湯温泉に向かう途中、第3展望台に寄ってみる。違った角度から摩周湖を眺めることができる。

硫黄山@

川湯温泉の硫黄山は、噴煙をモクモクと上げる黒々とした500mほどの活火山。白い水蒸気の中に黄色く噴出した硫黄が見える。全身硫黄くさくなりそうな臭いの中、遊歩道があり、噴煙のすぐ側を歩くことができる。ここでは温泉で茹でられた温泉タマゴが売っている。これがおいしい。箱根の大涌谷で売っているタマゴと同じタイプのものだ。

硫黄山A

駐車場から硫黄山のちょうど反対側、立ち枯れた木々の向こうに真っ赤に燃える紅葉が見える。ウルシであろうか、遠くにあり、判別できない。

オホーツク海

ひたすら知床半島を目指す。途中、能取湖の色づいたサンゴ草のことが頭をよぎるが、諦める。海の手前で右折し、しばらく東に車を走らせると、目の前が開け、黒く厚い雲の下に青黒いオホーツクの海が見えてきた。

オシンコシンの滝

ウトロに向かう前、オシンコシンの滝に寄る。大きな観光バスが停まり、なかなかにぎやかなところだ。海に面した道路のすぐ近くに大きな滝があるのでびっくりする。しかし、あまりに近くに滝があるので、正面からはカメラに収まりきらない。やむなく滝に向かう階段の下から斜めに写真を撮る。

カラフトマスの遡上

ウトロの河口で、産卵のため遡上する幾千ものカラフトマスの群れをに出会った。赤いような茶色っぽいような魚たちの背中が透き通った水の中ゆらゆらとうごめく。手をのばせば捕まえられそうだ。TVで見慣れた光景であったが、実物を見ると、ことばを失ってしまうほどの感動を覚える。皆さんもこの季節を旅するなら海まで足を伸ばしてみて欲しい。

ホテル知床

ホテル知床は、オススメの宿だ。まず部屋が広い。屈斜路湖プリンスホテルの3倍くらい広い。しかも宿泊料が安い。部屋まで荷物だって運んでくれる。地元のおじさん、おばさんたちの暖かい心遣いが染みてくる。温泉も成分が濃く、冷えた体をしっかり暖めてくれるようだ。また泊まりたい宿である。


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