スケジュール |
出発(10:00)→知床観光汽船(10:30)→知床五湖(13:00)→知床峠(15:00)→羅臼(16:00) |
交通手段 |
自動車:走行距離約60Km |
今夜の宿 |
知床観光ホテル |
インプレッション
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知床観光汽船@

ウトロ港から知床観光汽船に乗る。コースは知床岬まで行くコース(3時間)と途中で折り返すコース(1時間半)の二つがあり、私は短いコースを選んだ。わずかな金を出せばガラスで覆われた椅子席を取ることができる。私も椅子席を取り、快適な船旅を味わおうと思ったが、あっという間に船酔いになり、船内にいることができなくなった。甲板にでて風に当たるとだいぶ気分がよくなった。カモメが船と並走し、えさをねだる。誰かがおかしを投げるとカモメはそれを空中で見事にキャッチする。
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知床観光汽船A

船からは、知床連山や海にそそぐいくつもの滝を眺めることができ、素晴らしいものであった。ただし、波の荒いときは乗るのを諦めよう。船酔いで観光どころではなくなる。
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知床五湖

知床五湖は遊歩道がある。入り口には熊出没注意の案内があって、なかなか不気味だ。しかし、足を踏み入れると知床連山が湖水に映り、素晴らしい景観が楽しめる。奥に進めば進むほど静かになり、まるであの世に来たような気分になる。しかし、木の皮がべりっと削られているのを見つけた。熊に対する恐怖心が蘇る。しかし、先日、知床を紹介するTVで、冬に餌の乏しくなった鹿が木の皮を食べるエピソードを話していたので、自分が見たものもそれかもしれない。
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きたきつね

知床五湖の手前にある知床五湖レストハウスは、きつねがたくさん現れる。北海道をゆっくり回るライダーは、見飽きてしまったのだろう。きつねが現れてもどうってことない様子。ツアーの人々は、きつねとの記念撮影で盛り上がっていた。
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カムイワッカの湯の滝

カムイワッカの湯の滝へは、知床五湖より更に奥、ダート道を進まなければならない。道はかなりでこぼこの波状になっており、セダンではちと辛いところだ。やがて滝の音とともにが現れる。橋を通り過ぎたところで行き止まりになる。滝を上っていけば温泉に着くはずだが、滝の中を歩くような装備も持ってきてないので、手で流れ落ちる暖かい水に触れるだけで、引き上げる。紅葉への期待があったが、それほど色づいてないと感じた。
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知床峠
R334を知床峠に向かう。知床峠の展望台から国後島が見渡せる。この日はあいにくの曇り空だったが、黒々としたかなり大きな島が見える。
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羅臼

羅臼町まで出て左折し、海岸沿いの道道知床公園羅臼線を行けるところまで行ってみる。小さな漁港をいくつも通り過ぎる。頭の上を大きな鳥が舞う。途中で川を渡るエゾシカの親子に会う。セセキ温泉を通り過ぎ、相泊まで来ると、熊の穴というレストランがある。車を停めて、その先の小川を覗くといるいる。ここにもカラフトマスの群れが遡上しようとしている。帰り道は陽が暮れて、海上に浮かぶ漁り火が青白い灯を海面に映し美しい。
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知床観光ホテル
知床観光ホテルは昔の学校を改造したもので、かなり古い。各部屋には温泉の出るお風呂もついているが、浴槽はかなり汚いので、結局、大浴場に入ることになる。温泉は硫黄の臭いがプンプンして、いかにも温泉に浸かっているんですよという気持ちにさせるものだ。食事にはトド肉の鍋もつくが、野趣溢れる味と匂いなので、人の好き好きだと思う。宿泊客は観光客というよりは、釣り客が多いという感じ。
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