知ってる英語なのに聞き取れないことってあるよね。なぜだろう?
それに答える前にまず日本語のことを考えてみよう。日本人のあなたは、ふつうに話される日本語なら不自由なく聞き取れるはず。たとえば
「ったく。困っちゃうな」と言われて「まったく。困ってしまうな」 とわかる。「まったく」の「ま」が省略されていても、また、「しまう」が「ちまう」から「ちゃう」と変化しても理解できる。もっと例をあげよう。
ってことは (ということは) やなこった
(いやなことだ) そうだっつうの (そうだっていうの)
このように話し言葉は、語を省略したり、短くしたり、2つの語をつなぎあわせたりして言いやすいように発音が変化するものだ。英語ではそれがかなり顕著。実際の英会話の発音は、個々の単語が発音されるときとは違っていろいろと変化する。
この変化した発音は学校で習った発音とはまったく別物で そのために知っている英語でも正しく聞き取れないのだ
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